メニュー
    > >
  
  

新興国株式をiDeCoで購入するメリットとは

stock
(写真=designer491/Shutterstock.com)

国民年金や厚生年金保険などの公的年金は、厚生労働省から「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」に資産運用を委託しており、その資産運用の結果が運用損益となる。一方、iDeCo(個人型確定拠出年金)は、加入者自らが掛金を拠出し資産運用を行い、60歳以降に年金または一時金として受け取ることになる。

運用成績を向上させて豊かな老後資金を確保するためには、加入者自身が資産運用について知識を深める必要がある。りそな銀行のiDeCoラインナップには、「野村新興国株式インデックスファンド」などの新興国株式ファンドが存在する。新興国株式とはどういうものなのだろうか。iDeCoで運用するメリットなどを紹介する。

新興国株式とは

「野村新興国株式インデックスファンド」は、新興国株式の銘柄に投資する「新興国株式マザーファンド」受益証券を投資対象とするものだ。新興国には様々な定義が存在するものの、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国の4か国。近年は、南アフリカ共和国を加えた「BRICS」も多用されている)に代表される、アジアやアフリカの経済発展途上国を指すことが多い。

「野村新興国株式インデックスファンド」の場合は、配分が多い国順に中国、韓国、台湾、インド、ブラジルとなっており、この5ヵ国で全体の約65%を占めている。個別株式に目を移すと、組入銘柄5位に南アフリカの企業が入っている(国別配分比率、組入個別株式銘柄ともに2017年1月末時点のデータ)。

新興国株式のメリット、デメリット

さて、新興国株式には、どのようなメリットとデメリットがあるのだろうか。

メリットとしては、日本や先進主要国に比べると経済成長率が高いことが挙げられる。経済成長率と株価は必ずしもリンクしないが、経済発展するということは、国民の所得増加による消費の活発化、ひいては企業収益の向上が見込まれる。企業業績が向上すれば、株価も上昇する可能性が高いといえる。

また、新興国では、労働力人口が増加傾向にあったり、資源が豊富にあったりするケースが多い。このことからも、中長期的には高い経済成長が見込めるといえよう。

ただし、新興国株式には「株価変動リスク」に加え、留意いただきたいデメリットが存在する。第一に「為替リスク」、第二に「カントリー・リスク」である。

新興国に限らず、日本国外の資産を保有する際には、基本的に為替リスクが発生する。新興国の資産価格が上昇したとしても、円高局面においては、円建て資産の価格は目減りしてしまう。資産価格の上昇よりも為替差損が大きくなる可能性もあれば、資産価格の下落と為替差損のダブルパンチを食らう可能性もある。特に新興国通貨の場合、為替の流動性が低い(あまり多くの人が取引していない)ので、先進国通貨よりもボラティリティ(資産の変動リスク)は大きいと言えるだろう。

また、新興国は先進国に比べると法整備が整っていないことが多く、急に規制が導入されたり、ビジネスのルールが変更されたりする可能性がある。場合によっては、政変などによって今まで通用していたルールがひっくり返ってしまうかもしれない。このようなリスクを「カントリー・リスク」と呼ぶ。

iDeCoで新興国株式を積み立てる利点

新興国の株式は、一般的に値動きが大きく、短期的な視点でみると一喜一憂してしまいがちだ。しかし、iDeCoは長期的な積立投資という性質上、目先の短期的な価格の上下に一喜一憂することなく積み立てを続けることにより、長期的には新興国の経済成長の恩恵にあずかる可能性が高い。このことから、新興国株式はiDeCoの長期積立投資という性質とマッチしているといえる。

もちろん、長期間による一定額の積立投資、たとえばドルコスト平均法を用いても、元本割れのリスクは完全には解消されない。しかし、投資対象の候補として新興国株式を検討するメリットは大いにあるだろう。新興国株式をiDeCoの資産運用の選択肢の一つにしてみてはいかがだろうか。

iDeCoについてもっと知りたい!お手続きをしたい方はこちら りそなのiDeCo資料請求はこちら 送料無料

【オススメ記事】
確定拠出年金、金融商品にはどのような種類があるの?
iDeCoを実際に運用してみよう ~保守的ポートフォリオ編~
iDeCoを実際に運用してみよう 〜積極型ポートフォリオ編〜
iDeCoで実際に運用してみよう! 〜バランス型ポートフォリオ編〜
りそな銀行のiDeCoの商品ラインナップにもある「資産分散型」とは

執筆: 株式会社ZUU