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資産運用・資産形成 / 最近よく聞く中央銀行の「テーパリング」とは

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最近よく聞く中央銀行の「テーパリング」とは

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(写真=Mathias Rosenthal/Shutterstock.com)

最近ニュースなどで「テーパリング」という言葉をよく聞く。金融政策の用語ということは何となく分かるが、いまひとつ内容がつかみにくい。今回は、中央銀行とはいったいどのような銀行なのか、テーパリングとは何かを解説する。なお、中央銀行の金融政策については、専門家の間でも意見が分かれる部分があるので、下記はあくまでも一般論である旨ご承知おき願いたい。

中央銀行とは

中央銀行とは、国の金融システムの中核を担う特別な銀行をいう。通常は、各国の法律に基づいて設立される。日本では日本銀行(日銀:BOJ)、ユーロ圏では欧州中央銀行(ECB)、アメリカ合衆国では米連邦準備制度理事会(FRB)を中心とする連邦準備制度(FRS)、イギリスではイングランド銀行(BOE)がそれぞれ中央銀行の役割を果たしており。もちろん、上記以外の国にも中央銀行は存在する。

中央銀行は、具体的には以下の役割を担っている。

・ 発券銀行
法定通貨発行に関する独占権を持ち、通貨である銀行券を発行するほか、通貨の価値や信用を保つために供給量の管理などを行う。日本においては、硬貨は国が発行するものの、紙幣(日本銀行券)は日本銀行が発行している。

・ 銀行の銀行
民間の銀行に対して預金を受け入れたり、「最後の貸し手」として貸し出しを行ったりする。

・ 政府の銀行
税金など政府が徴収した資金を管理する。また、政府の資金不足に対して貸し出しをしたり、国債の償還・利払いの事務など国債についての管理等も行う。

・ 金融政策の実施
上記3つの役割に加えて、物価の安定や景気の調整を目的として「金融政策」を実施する。日本銀行が現在実施しているいわゆる「マイナス金利政策」も金融政策の一つだ。

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テーパリングとは

テーパリングとは、量的緩和の縮小を意味する金融用語をいう。テーパリング(tapering)を直訳すると、「先細り」や「漸減」など、次第に減っていくという意味がある。

景気停滞局面における金融政策として、「金利の引下げ」があるが、金利水準がゼロに近くなると、引き下げる余地がなくなる。この次になされる金融政策として「量的緩和」がある。これは、国債や住宅ローン担保証券、場合によっては株式などの金融資産を中央銀行が買い入れることによって、金融マーケットへ資金を供給し、通貨供給量を増やすことで景気を刺激する施策である。量的緩和政策は、リーマン・ショックからの金融危機や不況から脱却するために、日本だけではなく、アメリカやヨーロッパなど世界各国でも実施されている。

中央銀行が資産を買い入れると、そのぶん中央銀行のバランスシートが拡大する。このバランスシートの拡大は、金融危機や不況を克服するための一時的な措置であり、量的緩和政策を継続する必要がなくなったときは、買入額を減らしたりバランスシートをスリム化したりする必要がある。一般的には、前者の「資産買入額の減少」をテーパリングと呼ぶことが多い。

テーパリングという言葉は、2013年5月にベン・バーナンキ元FRB議長が使用したことで有名になった。当時、FRBは大規模な量的緩和政策を行っていたが、バーナンキ氏がテーパリングに言及すると、金融マーケットは一時的に大きく下落した。「中央銀行が大量に資産を購入して、市場に大量のマネーを供給してくれていたおかげで、リスク資産は上昇していた。その資金供給が減ってしまうのなら、リスク資産は下落してしまうのではないか」と考えた人が多かったからだ。

なお、アメリカは現在テーパリングを完了しており、新規の資産買い入れは行っていない(再投資を除く)。一方、日本もアメリカの後を追って量的緩和政策の見直しに移行しているが、現在もなお資産の買い入れを行っている最中だ。いずれはテーパリングを行う必要が生じるが、マーケットに大混乱を起こさないようにテーパリングを行うのはかなり難しい作業になるという見方が大勢だ。

各国における中央銀行の金融政策は要チェック

マーケットに混乱が生じると、投資の先読みなども難しくなるばかりか、株価の大幅下落など市場に大きな影響を与える可能性が高い。また、日本でテーパリングをしていなくても、他国でテーパリングをすれば、少なからず影響を受ける可能性がある。こうしたことから、日本だけでなく、各国における中央銀行の金融政策をチェックしていく必要があるだろう。

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執筆: 株式会社ZUU
  
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