iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)には、税負担の軽減などのメリットがあることは分かっているが、手続きが面倒そうで何となく放置したままという人は案外多いものだ。
しかし、手続きはWEBから簡単に行え、ポイントを押さえて手際よく処理すれば、それほど高いハードルではない。
ここでは、資料請求から書類の作成方法、さらには手続きの際に気をつけておきたいポイントなどを紹介しよう。これさえ読めば誰でも簡単にiDeCo(イデコ)が始められる内容となっている。
iDeCo(イデコ)は、1ヵ月でも早く始めたほうが「得をする」制度と言われている。今まで加入手続きに二の足を踏んでいた人も、この記事を読んだらすぐに行動に移そう。
りそな銀行でiDeCo(イデコ)の加入申込をする
以下では、りそな銀行でiDeCo(イデコ)を始める場合の、資料請求から口座開設までの手続きの流れを見てみよう。
※iDeCo(イデコ)は会社員も原則加入できる。ただし会社で企業型確定拠出年金に加入している場合、規約上加入できないケースもあるので、事前に企業の総務・人事担当者に確認を取ったほうがよい。
ちなみに、りそな銀行ではiDeCo(イデコ)の相談を「つみたてプラザ」というリアル店舗で行っているので、不明点や不安なことがある人は直接担当のフィナンシャルプランナーに相談してみてもいいだろう。
- つみたてプラザひらかた(大阪府)
- つみたてプラザやえす(東京都)
りそな銀行のWEBサイトにアクセスする
まず初めのステップは、口座開設のための書類を入手することだ。りそな銀行の場合、下記WEBサイトから簡単に書類を入手できる。
【資料請求の流れ】
① 資料請求画面
WEBサイト中央にあるオレンジ色の部分「りそなのiDeCo(イデコ)資料請求はこちら」をクリックし、資料請求ページに入る。
② 資料請求ページで必要事項を入力 (画像は記入例。以下同様)
職業、名前、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスを入力し、「確認する」をクリック。入力内容を確認後、「送信」をクリックする。
③ 資料請求が完了
資料請求はこれで終わり。書類が届くまで待つ。
資料請求してから3日程度で資料が届く
資料請求してから3日程度で、りそな銀行から資料が届く(日数は地域によって異なる)。会社員が新規でiDeCo(イデコ)に加入する場合、必要な書類は次の2種類だ。
① 事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書 (以下、『事業主証明書』)
② 個人型年金加入申出書 (以下、『加入申出書』)
記入前に知っておきたい重要なポイント
記入前に知っておきたいポイントが1つある。会社員の場合、『事業主証明書』の一部を、勤務先に記入してもらわなければならないのだ。
企業の担当部署(一般に人事部か総務部など労務担当)にiDeCo(イデコ)に加入したい意思を伝え、『事業主証明書』を提出し記入、押印してもらう必要がある。その後、記入してもらった企業年金制度の加入状況などを『加入申出書』に転記する。
まとめると、2つの書類の記入の流れは次のようになる。
① 申出者が、『事業主証明書』の一部(氏名など)を記入・押印し、勤務先に提出
② 企業の担当者が『事業主証明書』の残りを記入し、申出者に返却
③ 『事業主証明書』に基づいて、申出者が『加入申出書』を記入
- 書類が沢山届くから戸惑うけど、会社員で新規加入の場合、使用する書類はたったの2つ!
- 企業型確定拠出年金に加入している人は、勤務先にiDeCo(イデコ)と併用できるか確認しよう!
- 書類が届いたら、『事業主証明書』を勤務先に提出して必要箇所を記入してもらおう!
さっそく書類を作成しよう
書類の作成順がわかったところで、各項目を確認しながら、実際に書類の作成に入る。手元に準備するものは次のとおり。
- 『事業主証明書』
- 『加入申出書』
- 金融機関届出印(「個人払込」の場合)
- 認印
-
年金手帳(基礎年金番号)
※年金手帳を紛失又はき損したときは こちらを参照
『事業主証明書』の記入ポイント
最初に、『事業主証明書』の記入ポイントを見ていく。
『事業主証明書』は、申込者自身で記入する箇所と、先に説明したとおり勤務先に記入してもらう箇所がある。担当部署の対応状況により時間がかかる場合もあるので、運営管理機関(りそな銀行)から申込書類が届き次第、自身で氏名などを記入・押印したら、すぐに勤務先に『事業主証明書』の記入を依頼するのがよい。
上記が記入要領だ。
『事業主証明書』における申出者の記載事項
申出者が記載するのは1.2.の部分だけで、3.以降の項目については事業主(担当部署)が記載する。
1.申込者の情報
申出者氏名、押印、基礎年金番号を記入し、希望する掛金納付方法を選ぶ。基礎年金番号は、一般に年金手帳から転記することになる。年金手帳を勤務先に預けている場合は勤務先に確認する。押印はシャチハタなどスタンプ印は不可。また1枚目だけでなく2・3枚目にも忘れずに押印する。
「希望する掛金の納付方法」の箇所は、給与天引きで掛金が納付できる「事業主払込」を希望する場合は、そちらにチェックをすればよい。ただし勤務先から戻ってきた『事業主証明書』の掛金の納付方法で「事業主払込」にチェックがない場合は、「個人払込」を選択する。「事業主払込」については会社の事務対応により異なる。
2.掛金額区分
掛金を「毎月定額で納付する」か「納付月と金額を指定して納付する」を選ぶ。
・基礎年金番号は、勤め先に預けている年金手帳で確認しよう!
・掛金の上限額は企業年金制度等の加入状況によって異なる!不明な場合は勤め先に問い合わせよう!
『加入申出書』における記載事項
次に、『加入申出書』の記載事項を見ていこう。こちらは自身で記入する項目が7つある。
まず記入要領を探そう。会社員の方は4ページにある。
これだ。
1.申出者の欄
氏名、基礎年金番号、生年月日、性別、住所、連絡先電話番号を記入する。『加入申出書』は、WEBサイトで入力済みの情報についてはすでに印字されている場合が多い。押印は、認印で問題ないがシャチハタなどスタンプ印は不可。
2.被保険者の種別
会社員の場合は、第2号被保険者にチェックを入れる。
3.掛金の納付方法
「事業主払込」か「個人払込」にチェックを入れる。ただし「事業主払込」の場合、勤務先に記入してもらう『事業主証明書』の中で「事業主払込」にチェックがある場合にのみ選択できる。それ以外のケースは、「個人払込」にチェックをつける。
4.掛金引落口座情報
口座名義人、金融機関届出印、金融機関名、支店名、預金種別、口座番号を記入する。金融機関届出印は2枚目の書類にも押印する。なお掛金の納付方法が「事業主払込」の場合は、この欄は記入不要。
5.掛金額区分
毎月の掛金額は最低5,000円からで、拠出限度額の範囲内で1,000円単位で指定できる。なお、掛金の上限額は以下のとおりである。
・勤務先に企業型確定拠出年金のある会社員:月2万円まで
・勤務先に企業型確定拠出年金のない会社員:月2万3,000円まで
なお、掛金を「毎月定額で納付する」か「納付月と金額を指定して納付する」を選ぶことができる。後者の場合は別途「加入者月別掛金額登録・変更届」の記入、提出が必要になる(この書類は事前に請求するか、りそな銀行のホームページやコールセンターから請求可能)。
6.企業型確定拠出年金加入履歴
企業型確定拠出年金の加入履歴は、当てはまる箇所にチェックをする。今回初めて確定拠出年金を利用する場合は「加入していない」にチェックを入れる。
7.現在のお勤め先(事業所の状況)
「登録事業所番号」「企業年金制度等の加入状況」「登録事業所名称」は、勤務先に記入してもらった『事業主証明書』から転記する。
上記を参考にしながら完成させよう。
・分からない場合はりそな銀行のコールセンターに電話して確認しよう!
フリーダイヤル:
申込書送付からiDeCo(イデコ)口座開設まで1ヵ月半~2ヵ月半かかる
『加入申出書』『事業主証明書』の2種類がそろったら、同封の専用封筒に入れてりそな銀行に送付する。これで、加入手続きは完了となる。
国民年金基金連合会による加入資格審査などもあるため、提出から口座開設完了までに1ヵ月半~2ヵ月半程度はかかる。
また記入ミスなど不備があって書類が戻ってきた場合は、該当箇所を修正し、再提出する必要がある。
口座開設のお知らせ、パスワード設定のお知らせが届く
口座が開設されると国民年金基金連合会または記録関連運営管理機関(JIS&T社)から書面が届く。「口座開設のお知らせ」と「コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ」が届いたらWEBサイトにログインして商品を選択する。商品は一つでも複数組み合わせることもできる。購入する割合を%で入力する。
あとは自動引落でいよいよ積立が可能となる。引落日は毎月26日である。「個人払込」の場合は、口座が残高不足にならないよう注意しよう。いよいよ念願のiDeCo(イデコ)のスタートだ。
口座開設のポイントをおさらい
ポイントは、金融機関への資料返送までの手順の全体像をあらかじめ知っておくことである。下記が特に注意したい点だ。
- 『事業主証明書』に必要箇所を記入してから勤務先に提出する。
- 勤務先に記入してもらった『事業主証明書』の一部の情報を『加入申出書』に転記して、2つの提出書類を完成させる。
- 基礎年金番号は、勤務先が年金手帳を保管している場合は問い合わせて記入する。
- 『加入申出書』と『事業主証明書』をりそな銀行に返送後、口座開設までに1ヵ月半~2ヵ月半程度かかる。
- 口座開設の連絡は、国民年金基金連合会や記録関連運営管理機関(JIS&T社)から書面で届く。
iDeCo(イデコ)の口座開設に要する期間は、書類の返送から2ヵ月半程度だ。書類の書き損じなどがあるともう少しかかることもある。途中で挫折して、口座開設を諦めてしまうのはもったいないことだ。ポイントを押さえて手続きを進めれば難しい作業ではない。本記事を参考に、多くのメリットを享受できるiDeCo(イデコ)を始めてみよう。
それでもやっぱり分からない場合…
①りそな銀行のコールセンター フリーダイアル:
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