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資産運用・資産形成 / 「攻めるお金」と「守るお金」、もしも病気になったら医療費はいくらかかる?

【手数料等の税率については、2019年9月30日時点のものです。】

「攻めるお金」と「守るお金」、もしも病気になったら医療費はいくらかかる?

(写真=Valeri Potapova/Shutterstock.com)

「老後2,000万円問題」をきっかけに「老後資金を積極的に確保したい」と考える人が増えている。老後に向けて計画的に備えていく一方、病気やけがでライフプラン通りにいかないケースも想定される。資金の特性をおさえ、「守るお金」の視点も持ち合わせたい。

攻めるお金と守るお金は分けて資金管理を

老後資金は、一般的に長期にわたり準備するためiDeCo(イデコ)やつみたてNISAなど税制優遇のある制度を活用し、投資信託など投資性の商品で積極的に運用(投資)することもできる。いわゆる「攻めるお金」だ。

一方、例えば教育資金のように使途と必要時期が明確に決まっている資金は、そのタイミングに合わせて預貯金など換金性も考えた運用をする必要がある。こちらは「守るお金」だ。また、思わぬ病気やけがに見舞われるケースも想定しておきたい。思わぬ出費や収入減で「攻めるお金」に手をつけなければならなくなる。万が一に備える資金についても考えておきたい。

入院した場合にかかる費用は

厚生労働省「患者調査2017年」によると、退院患者の平均在院日数は、総数で29.3日である。入院日数は年々短期化している。ただ傷病別にみると脳血管疾患78.2日、アルツハイマー病252.1日、統合失調症531.8日と長期に及ぶものもある。

また、生命保険文化センター「生活保障に関する調査2019年」によると、直近の入院時の実質の自己負担費用は平均20.8万円である。これは、入院時の治療費、食事代、差額ベッド代、見舞いに来る家族の交通費、衣類、日用品などの合計額である。ただ、高額療養費制度を利用した場合は、還付された金額を差し引いた実質の負担額である。

約77.5%の人は、実質自己負担額が30万円未満であるが、約9.4%の人は50万円以上かかったという結果で、入院が長期化すると当然ながら負担がより多くなるケースも十分あり得る。

医療費の負担が重くなった場合は高額療養費制度

「高額療養費制度」とは、同一月(1日から月末まで、暦月)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が、あとで払い戻される。手術や治療を受けた時はとても助かる制度である。

自己負担限度額は、年齢および所得状況等により設定されている。例えば70歳未満の場合で、標準報酬月額28万円から50万円の人は、「8万100円+(総医療費-26万7,000円)×1%」が自己負担の上限となる。医療機関の窓口で一旦多額のお金を支払わなければならず、高額療養費の払戻しは診療月から2カ月から3ヵ月程度かかるのが一般的だ。

そのため、知っておきたいのが「限度額適用認定証」である。医療費が高額になることが事前に分かっている場合には、あらかじめ健康保険の保険者に認定証を発行してもらい、保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、歴月の支払いが自己負担限度額までとなる。ただ、食事代、家族の交通費、その他雑費、差額ベッド代、先進医療や自由診療などは、保険適用外となる。

健康保険組合の場合、組合によっては、高額療養費の上限額が2万円から3万円程度のところもある。勤めている会社に確認しておこう。組合の場合は、請求せずに自動的に精算してくれるので、請求漏れはないだろう。

医療費を手当てする手段

入院費用の備えは、公的医療保険を中心に、預貯金や民間の医療保険で備えておきたい。例えば重粒子線治療(部位による)など先進医療の技術料などは、公的保険の適用外。全額自己負担となるので高額になる場合もある。(基本的な医療の部分は、公的保険の対象で、高額療養費制度は利用可能)
民間の医療保険に加入して備えるのであれば、先進医療特約をつけて備えておこう。

まずは「守るお金」を固めてから「攻めるお金」の準備を

老後のお金は確かに必要だが、老後に比重を置きすぎて足元の資金が不足してしまうようでは本末転倒だ。いついくら使うか、計画したうえで「守るお金」と「攻めるお金」を区別しなければならない。

iDeCo(イデコ)やつみたてNISAなどの制度で投資信託を利用した場合、「攻めるお金」は短期では元本割れのリスクも高まってしまうので、長期で資産を育てていきたい。iDeCoは老後資金のため、60歳まで引き出すことができない。つみたてNISAは途中で売却はできるが、必要なときにプラスになっているとは限らない。そのため、まず「守るお金」をしっかり準備して、無理のない範囲で金額を決めるのが良いだろう。

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執筆: 株式会社ZUU
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