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【初心者必見!】少額でも投資可能?おすすめの資産運用を紹介

老後に向けて資産を効率的に増やしていく「資産運用」。さまざまな投資先がありますが、初心者の方に向いている方法とそうでない方法があります。

今回は、少額でも投資が可能なおすすめの資産運用を解説していきます。

資産運用・投資信託とは

資産運用とは、自分が持っている資産を預貯金などの元本確保型の商品や、株式、投資信託などの値動きのある商品に配分して効率的に増やすことです。

資産運用向けの商品といっても「価格が大きく上下する商品」「値動きがほとんどない代わりに元本が減らない商品」など、さまざまな種類がありますが、なかでも投資初心者におすすめの資産運用が「投資信託」です。

投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が投資家からのお金を集めて運用する投資商品です。運用による利益が出た際は分配金が投資家に還元されます。数百~数千の銘柄に分散投資できるので比較的リスクが低く抑えられることもあり、また少額での投資も可能なため、投資初心者におすすめの資産運用です。

投資信託について、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
>なぜ「投資信託」は運用初心者に向いていると言われるのか?

リスクとリターンが基本

資産運用をするときに知っておくべき言葉が「リスク」と「リターン」です。

  • リスク:リターンのブレ幅のこと
  • リターン:資産運用の利益(または損失)のこと

リスクは一般的には「危険」という意味で表現されますが、投資の世界では「不確実性」を意味します。不確実性とは、確実なリターンを見込めない状況のことです。

投資商品は大きく分けてローリスク・ローリターン、ミドルリスク・ミドルリターン、ハイリスク・ハイリターンに分かれます。投資の世界では大きなリターンの獲得には大きなリスクが伴うため、「ローリスク・ハイリターン」の投資は基本的に存在しません。

投資信託では、元本保証ではないものの、投資した資産が一気になくなってしまうこともありません。リスクの種類や大きさは商品により異なりますが、ミドルリスク・ミドルリターンの運用が実現できるものと考えられます。

一般的な「少額」とはどのくらい?

投資の世界において「少額投資」に関する明確な定義はありませんが、一般的には10万円前後の金額から始められる投資が少額投資と呼ばれています。

少額投資であれば、投資経験がない人でも気軽に始められます。なかでも投資信託なら1,000円以下から始められるものもあるため、家計の負担なく余剰資金で投資デビューできます。

少額投資を始めるメリット

少額投資には、投資の初心者に安心な2つのメリットがあります。

気軽にはじめられる

少額投資は、貯蓄額や家計の状況を見ながら気軽に運用できるのがメリットです。損失が発生したとしても少額で済みます。

税金の優遇が受けられる制度がある

少額投資のなかには税金の優遇が受けられる制度もあります。

通常、運用で得た利益に対しては20.315%の所得税・住民税がかかります。しかし、投資信託を「つみたてNISA」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」で運用すると税制メリットがあります。つみたてNISAやiDeCo(イデコ)を使って得られた利益は非課税です。これらの制度については、後ほど詳しく解説します。

少額投資のデメリット

比較的低リスクで気軽に投資できる少額投資ですが、メリットばかりではありません。元本は保証されていないので、運用リスクを許容できない方や、相場が戻るまで待つ時間的余裕が無い場合は、注意が必要です。また、通常の投資と比べて注意すべき点は次の通りです。 通常の投資と比べて注意すべき点もご紹介します。

利益が少ない

少額投資はそもそも投資金額が少ないため、得られる利益も少なくなります。たとえば、投資額が100万円で株価が1%上がると1万円の利益になりますが、投資額が1万円の場合は同じ1%の値上がりでも100円の利益しか得られません。少額投資でまとまった利益を得られるようになるには、ある程度の時間が必要となります。

手数料が割高になる

少額投資で複数の金融商品を運用したり何度も取引を繰り返したりすると手数料が余計にかかってしまう場合があります。少額での投資になればなるほど手数料は相対的に割高になり、利益が出ても手数料でマイナスになってしまう可能性があります。

一般的に、投資商品の購入時、運用中、売却時には手数料がかかります。売買を繰り返すほど手数料の影響は大きくなります。

長期投資を行う際は、できるだけ手数料がかからない方法を選択しましょう。たとえば投資信託であれば、購入時手数料がかからない商品や、運用中のコスト(信託報酬)が低い商品を選択することで、効率的に運用できます。

少額からはじめられる資産運用

資産運用には多くの種類がありますが、投資初心者の場合は何から始めて良いのか迷うこともあると思います。そこで、「少額で始められる」「税制メリットが得られる」の2つの条件を満たした資産運用をご紹介します。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金のことで、老後の準備のために自分で作る私的年金制度です。原則20歳以上60歳未満の人で公的年金に加入している人が利用でき、以下の3つのタイミングで税制メリットが得られます。

  • 拠出した掛金が全額所得控除
  • 運用益が全額非課税
  • 受取るときも有利な税制

拠出した金額が所得から控除され税金が軽減されるのが1つ目のメリットです。

どれだけ税負担が減るかは加入者の所得税率によって異なります。

たとえば、課税所得300万円(所得税率10%)の人が毎月3万円、年間36万円を拠出した場合、軽減できる所得税は36万円の10%=3万6,000円です。

住民税は所得に関係なく一律で10%控除されるため、こちらも3万6,000円。合わせて1年間で7万2,000円軽減できます。

運用中の利益についても非課税になります。本来は税金として納める利益分を全額再投資できるため、より効率の良い資産形成が可能となります。

さらに、年金を受取る際にも優遇があるのがiDeCoの特徴です。

  • 一時金受取=退職所得控除
  • 年金受取=公的年金等控除

たとえば一時金で受取る場合は、退職所得として以下のように税金を計算します。

退職所得=(収入金額-退職所得控除額)×1/2

退職所得控除額の計算式は、勤続年数に応じて以下のとおりです。

勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万円×勤続年数
※80万円に満たない場合は80万円
20年超 800万円+70万円×(勤続年数-20年)

勤続25年の方の退職所得控除額は以下のように計算できます。

800万円+70万円×(25年-20年)=1,150万円

さらに、納税するのは計算された所得の1/2になるため、他の所得と比較して税負担が小さくなります。

年金として分割で受取る場合は公的年金等控除が適用され、65歳未満の方は年間60万円以下、65歳以上の方は年間110万円以下が非課税になります。

つみたてNISA

つみたてNISAは「少額投資非課税制度(NISA)」の一種です。長期・積立・分散投資を支援する制度として導入されました。

つみたてNISAで運用した投資信託の利益に対しては税金がかかりません。非課税になる金額は年間40万円(月3万3,333円)で、非課税期間は最長で20年です。毎月同じ金額を積立てることで、価格が安いときには多くの口数を購入し高いときには少ない口数しか購入しない「ドルコスト平均法」を自然と利用できます。これにより平均購入単価を引き下げることができ、長期的に見ると利益を得やすくなります。

また、対象商品は金融庁が積立に向く基準を決めており、投資信託が限定されています。投資経験が浅い方でも商品が選びやすく、手数料(信託報酬)も低い商品が選ばれています

まずは税制優遇があるiDeCo(イデコ)やつみたてNISAから始めよう

ここまで、資産運用の基本的な知識と考え方、またその方法として有効な「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」のメリットなどについて解説してきました。

少額で始められるので初心者の方も始めやすいでしょう。少額投資に慣れてきてから徐々に投資額を増やすことで、効率よく資産運用ができるようになります。まずは余剰資金の一部から運用を始め、着実に老後資金を手に入れていきましょう。

※当記事は2021年12月現在の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

執筆: 確定拠出年金スタートクラブ編集部