橋詰:役立つお金の情報を分かりやすく伝える「ZUU online presents 笑って役だつマネークリニック」の第2回目です。それでは今週のニュースピックアップ「言うたらあれやね」!このコーナーでは、経済金融情報メディアZUU onlineで読まれている注目の記事やコラムをランキング形式でご紹介。さらに番組が注目した情報をピックアップし、篠原さんが分かりやすく解説します。
篠原:お金の話、難しいんですけど、分かりやすくできるだけお伝えしたいと思います。今日のテーマなんか、特に難しいんでしょ?
橋詰:はい、今週は「公的年金」です。
篠原:公的年金、きました。
橋詰:公的年金に関する記事の閲覧数ランキングです。ということでベスト5をご紹介しましょう。
第5位:将来受け取れる年金額、どうやって調べるの?
第4位:年金における扶養とは?扶養となるための条件等を解説
第3位:厚生年金、介護保険料引き上げ。2017年内に変更される社会保障制度
第2位:受け取れる年金額の実態、いくらもらえるのか?
第1位:国民年金の学生納付特例制度、手続きしないと損する可能性も。
という、公的年金に関する、どれも気になる記事の閲覧数ランキングベスト5でした。
篠原:公的年金って本当にね、ややこしいんですよ。例えば5位の「将来受け取れる年金額、どうやって調べるの?」とかね。
橋詰:調べ方、あるんですね?
篠原:フリーランス(自営業)の場合は、計算式自体は非常に簡単なんですよ。国民年金だけもらいますから。
橋詰:基礎年金の部分だけでシンプルに計算できますよね。
篠原:「78万100円×保険料納付月数」これ覚えてください。20歳から60歳までの480ヶ月ずっと払ってたら、年間78万100円もらえるんですね。30年しか払ってないという方は、40分の30です。この計算式で自分がいくらもらえるかって分かるんですよね。
橋詰:ただ私のようなサラリーマンは転職したり、働いていない期間があったりとか、本当にケースバイケースですよね。そういう場合はどうやって調べたらいいんですか。
篠原:厚生年金に入ってる方ですよね。一つだけ簡単な方法があるんですよ。
橋詰:なんでしょう?
篠原:日本年金機構の「ねんきんダイヤル」に電話してください。むちゃむちゃ丁寧に教えてくれますから。
橋詰:電話で確認できるんですか。
篠原:はい、できます。自分の基礎年金番号というのがあるじゃないですか。それを用意して「私はいくらもらえるんですか」って言ったら、要は過去の会社とか全部調べてくれて。
橋詰:え?勝手に調べてくれるんですか?
篠原:調べてくれるんですよ。番号は0570-05-1165です。
橋詰:敏感な私は分かりました。いい老後!(笑)
篠原:よう分かりましたね(笑)
橋詰:それからこの第1位、国民年金の学生納付特例制度。これは手続きしないと損しますよ、という記事だったんですけれども、学生納付特例制度とはちょっと聞き慣れない言葉ですよね。
篠原:実は平成3年から、国民年金が学生を含めて強制加入となったんですよ。でも学生さんはお金がないじゃないですか。学費で精一杯のなか、さらに毎月保険料を払っていこう思ったら大変ですよ。
橋詰:すごい金額ですよね、学生さんにとっては。
篠原:なので、学生さんは申請をしたら納付を免除してあげますよ、というような特例なんですね。
橋詰:学生さんにはどのようなメリットがあるんでしょう?
篠原:国民年金ってもらうだけじゃなくて、払ってる間は加入者なんですから、例えば自分が事故に遭い障害を持ってしまった場合、国から障害年金っていうのがおりるんですね。
橋詰:学生納付特例制度の申請をしていれば、もらえるんですか。
篠原:申請をしていれば胸を張ってもらえるんです。
橋詰:ということは、無料で保険に入れるようなものですよね。
篠原:はい、無料に保険に入ってるようなもんです。
橋詰:これは、お父さんお母さんが気を付けてあげなきゃいけないってことになりますね。
篠原:そうです。そうです。
橋詰:申請は年金事務所で行うっていうことですかね。
篠原:そうですね。
橋詰:親御さんの皆様、まずは手続きしましょう。
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