個人型確定拠出年金(iDeCo)に関する情報をお届けするサイトです

メニュー
確定拠出年金とは / 高齢化の危険にさらされる金融資産! ファイナンシャル・ジェロントロジーとiDeCo(イデコ)

【手数料等の税率については、2019年9月30日時点のものです。】

高齢化の危険にさらされる金融資産! ファイナンシャル・ジェロントロジーとiDeCo(イデコ)

worker
(写真=Dmytro Zinkevych/Shutterstock.com)

高齢化社会の進展にともない、段階的な経済規模の縮小や社会保障制度の見直しなど、私たちの生活を支える根底が揺らぎ始めている。これからは、「自分の身は自分で守らなければならない社会」となることは避けられないだろう。今回は、その中でも”金融資産”に関する問題に着目して、具体的な対処法について考えてみよう。

高齢化が及ぼす資産運用への影響

高齢化は、現状の資産運用環境にも大きな変化をもたらす。特筆すべきなのは、労働力人口の減少による国力の低下だ。

内閣府によると、日本の労働力人口は、2014年の6,587万人から、2030年には5,683万人、2060年には3,795万人へと減少すると予想されている。総人口に占める労働力人口の割合は、2014年の約52%から2060年には約44%に低下する。これは、働く人よりも支えられる人が多くなることを意味する。その点をふまえて、資産運用をしなければならない。

注目される「ファイナンシャル・ジェロントロジー」

そこで今、注目されているのが「ファイナンシャル・ジェロントロジー」という考え方だ。ファイナンシャル・ジェロントロジーとは、ファイナンス(金融)とジェロントロジー(老年学)を組み合わせた学問領域のことで、「金融老年学」とも言う。その内容について詳しくみていこう。

・ファイナンシャル・ジェロントロジーとは

ファイナンシャル・ジェロントロジーが対象としているのは、高齢化社会がもたらす問題のうち、とくに「金融」や「資産管理」の観点だ。もともとジェロントロジーの分野は、加齢にともなう身体の変化を中心として、医学・生理学・社会学・心理学などの学術的な研究が行われてきた。そこに「ファイナンシャル」を加えることで、金融や資産管理という観点の横串を刺すイメージになるだろう。

重要なのは、「資産寿命の伸長」という発想だ。健康に生きるために「健康寿命」を伸ばすことが近年主張されているように、ファイナンシャル・ジェロントロジーでは「資産寿命」を伸ばす研究が行われている。具体的には、加齢にともなう認知機能の低下によって、金融取引の判断や金融リテラシーがどう影響するかなどが調査・研究されている。

・高齢投資家のニーズを満たすために

高齢化にともなう認知機能の低下は、個人差はあるものの、避けることは容易ではなく、それが金融取引にも影響を与えることは考えうることである。そこで、金融庁などの金融規制当局や金融サービス業界では、高齢投資家を標的とする不正対応に向けた体制の整備や情報共有等を進めている。

加えて、高齢投資家のニーズを満たすことにも注力されている。例えば、高齢化に対応した終身にわたる総合的な資産管理サービスの提供は、これから先も根強く存在するものと思われる。そのような状況を前提として、老年学の知識もふまえた総合的な知識や経験を有するファイナンシャルアドバイザーの存在が求められていくであろう。

・iDeCo(イデコ)というひとつの最適案

ファイナンシャル・ジェロントロジーは新しい学術領域ではあるが、既存で対応できるサービスもある。個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」はその一例だ。iDeCo(イデコ)は、加入者が毎月一定の金額を積み立て、用意された定期預金・保険・投資信託などの金融商品で運用できるサービスだ。60歳まで引き出すことができない代わりに、少しずつ積み立てるかたちで投資できるため、老後の準備を着実にする資産運用方法として期待されている。

今後、ファイナンシャル・ジェロントロジーの研究がさらに進むことで、高齢化社会を見越した最適なポートフォリオが考案される可能性もあるだろう。それに先立ち、iDeCo(イデコ)という金融商品をひとつの選択肢として加えておくことは、研究成果の発表を待たずとも「今からできる備え」であると言えそうだ。

高齢化社会の問題解決のモデルケースに

世界でも類をみない超高齢化社会が進んでいる日本は、将来的に起こり得る自国の高齢化に対処するためのモデルケースとして、世界各国から注目されている。今後日本が高齢化問題にどう対処してゆくかで、世界の評価が変わる可能性も十二分にあり得る。そのためには、個々人が適切に資産管理をすることで問題解決の一翼を担い、日本をより良いものにしていくことが求められる。

>> 月々5,000円から!アナタに合わせた「確定拠出年金」を詳しく知る

【オススメ記事】
今さら人には聞けない「401k」のメリット・デメリットとは?
確定拠出年金、掛金に「上限」があるのをご存じですか?
転職時に後回しにしがちな「確定拠出年金」 あなたは大丈夫?
もしも『踊る大捜査線』の青島俊作と室井慎次がiDeCoに加入したら?
【無料eBookプレゼント】マンガでわかるイデコのすべて

執筆: 株式会社ZUU
確定拠出年金とは / 高齢化の危険にさらされる金融資産! ファイナンシャル・ジェロントロジーとiDeCo(イデコ)