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資産運用・資産形成 / 「退職金専用定期預金」の仕組みとは?利用できる人、できない人

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「退職金専用定期預金」の仕組みとは?利用できる人、できない人

(写真=fizkes/Shutterstock.com)

退職金としてまとまった一時金を受け取った場合、どこに預ければいいのか、どのように運用したらいいのか悩む人も多い。そのような人のために、「退職金専用定期預金」という金融商品があるのをご存じだろうか。

退職金の運用先で悩んでいる人は、一定期間しか利用できない退職金専用定期預金の仕組みや、メリット・デメリットを理解しよう。

退職金専用定期預金の仕組み

退職金専用定期預金は、退職金しか預けることができない定期預金である。マイナス金利時代の昨今、定期預金の利率は年利0.01%程度という金融機関が多い。比較的金利の高いネット銀行でも年利0.02~0.2%程度で、「預金で資産を殖やす」ことはあまり期待できない状況だと言える。

しかし、退職金専用定期預金だと年利0.5~1.0%、なかにはさらに高い金利の商品もあり、退職金運用の有効な手段として期待できる。

退職金専用定期預金は、いくつかプランがあり、選択できるようになっていることが多い。定期預金コース、外貨預金コース、定期預金と合わせてファンドラップや投資信託を購入するコースなどだ。定期預金コースの金利は年利0.5~1%程度だが、投資信託やファンドラップとのセットコースの場合、定期預金部分の金利が年利6~7%程度と高くなっている。

よくある申し込み条件の例

退職金専用定期を利用するにはいくつかの条件がある。条件は金融機関によって異なるので事前にチェックしておこう。

まず、利用可能な期間を確認することが必要だ。一般的には、退職後1~2年以内としている金融機関が多いが、なかには、退職前から預け入れることができる金融機関もある。

また、退職金専用定期は500~1,000万円といった最低預入額が設けられているので、ある程度まとまった資金が必要となる。さらに、アンケートに協力すること、金融機関の営業エリア内に居住していること、利用は1回のみといった条件が設けられていることが多い。さらに、公的年金の受け取り口座に指定すること、「ねんきん定期便」を持参した上での相談を条件とするところもあり、これから受け取る年金を含めた老後資金の運用やお金の使い方などが相談できそうだ。

金利が高い理由

通常、預金の金利は年利で表示されているため、預入期間が短い退職金専用定期預金の場合、預入期間に応じて利率換算する必要がある。

例えば、「預入期間3ヵ月、金利0.5%」と表示されている退職金専用定期預金では、期間が1年の4分の1なので、金利も4分の1、つまり実質的に年利は0.125%になる。表示されている金利分の利息をそのまま受け取ることができるわけではない。

また、投資信託やファンドラップとセットになっている場合、より高く金利が設定されているが、これは金融機関が投資信託の購入手数料や、ファンドラップの利用手数料を見込んでいるためだ。

メリット・デメリット

退職金専用定期預金のメリットは、なんといっても高い金利で元本保証の預入ができることだ。最低預入金額や退職後の一定期間しか利用できないといった制限が設けられているが、一般的な定期預金と比べると魅力的な金利水準だと言えるだろう。

デメリットは、定期預金は高金利とはいえ、預入期間が短いので大きく資産を殖やすことはできないことだ。また、投資信託やファンドラップを利用する場合、元本保証がないうえ、購入手数料や保有期間中のコストもかかる。利用するコースによって運用リスクが発生することも注意しよう。また、外貨預金コースの場合、為替の影響を受けるので円換算すると元本割れする場合もあり得る。

満期を迎えたら?

退職金専用定期預金は、預入期間が3ヵ月程度という商品が多い。長くても1年程度だ。定期預金の預入期間が終了して満期を迎えたら自動継続となり、その時点での店頭表示金利が適用されるという金融機関が多い。定期が満期を迎えたら次はどのように運用するかを預入期間中に考えておき、まとまった資金を放置しないように気をつけたい。

商品のメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、大切な老後資金の運用先の一つとして選択肢に入れてみてはどうだろうか。

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執筆: 株式会社ZUU
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