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資産運用・資産形成 / 亮42歳、妻を連れてFPに相談してみた

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亮42歳、妻を連れてFPに相談してみた

9歳年下で会社の後輩である愛とめでたく結婚した亮。子供もぜひ欲しいと考えている。ただ、トントン拍子にいったとしても、自分が退職する頃には子供はまだ大学生くらいのはずだ。一般的な42歳のサラリーマンと33歳OLの夫婦では、どのような考えでライフプランを立てるべきなのか。前回は、亮1人で基本的な資産運用について学んだ。そして今回は、夫婦そろってファイナンシャルプランナーの山崎にさらなるアドバイスを求めにやってきたのだった。

ライフイベントを「見える化」していく

亮:こんにちは。前回お話した通り、今日は妻も一緒に連れてきました!

山崎:いらっしゃいませ。お元気でしたか。とても素敵な奥様じゃないですか!

亮:恐れ入ります。これまでは仕事一筋でしたが、お陰様でよい縁に恵まれました。

愛:初めまして。先日は主人の相談にのって頂いてありがとうございました。とても参考になったと伺っています。

山崎:ご主人が奥様の将来のことを真剣に心配しておられたので、こちらも身が入りました。

愛:そうなんですか(横目で亮をチラっと見る)。今日も色々と教えて下さい。

山崎:さて、これからお二人の新生活が始まるわけですが、どのようなご家庭をイメージされていますか?

亮:今までは自分のことしか考えてこなかったので、家庭や家族というものがどんなものか、まだピンときていないんですよ。ただ、2人で子供は欲しいね、という話はしています。

山崎:なるほど。ご夫婦でどのようなご家庭を築きたいのか、何を大切にしたいのかということをベースにして、その上で短期、中期、長期でそれぞれの人生設計を立ててみるといいでしょう。まずは5年先、10年先を想像して、それまでの目標を設定されたらいかがですか。そうすれば、お金のことも含めて、どのような準備が必要なのかイメージしやすくなりますからね。

亮:5年先、10年先ですか。漠然としたイメージしかわかないなぁ。でも、まずしばらくは2人で新婚生活を楽しんで、落ち着いてきたら子供のことも考えていきたいですね。

愛:(そんな夫には目もくれず)5年、10年の間に起こりうるイベントを想定して、それに対してどの程度のお金が必要かを割り出していくわけですね。

山崎:その通りです。お子さんはもちろん、人生のどこにお金をかけたいとか、お仕事で資格を取りたいとか、年に1回は旅行に行きたいとか、そうしたものをどんどん書き出していくんです。そして、そのために必要な資金を見積もっていきます。そうしたライフイベントを時系列で書き出し、表にしてみるといいでしょう。その表には、自分のその時の年齢、お子様の欄も作ってください。家族旅行や習い事、趣味のほかに将来の夢などもとにかく書き出してみることです。

愛:「見える化」ですね。楽しそう!2人でたくさん話して、色々と書き出してみたいと思います。

山崎:お金はライフプランを実現するための手段であって、目的ではないですからね。まずはお二人の考えていることや目的、夢などをどんどん書き出してみてください。

亮:俺、完全に蚊帳の外だ……。

「かかるお金」と「かけるお金」

山崎:ところで、いま特に気になっていることはありますか?

亮:前回は老後の資金のことを相談させてもらいましたが、やはり心配なのは、子供にかかるお金のことですかね。

山崎:どのご家庭でも、お子さんの教育資金は重要なポイントになりますね。教育にどのくらいお金がかかるかは、やはり親御さんとして気になるところです。まだお二人はご一緒になられたばかりですし、お子さんの教育方針についてはまだ具体的に決められないかもしれませんが、1つだけポイントをお伝えしておきます。

愛:すごく気になります。ポイントってなんでしょうか?

山崎:教育資金は「かかるお金」と「かけるお金」の2つに分けられるということです。収入には限りがありますし、生活はずっと続いていくわけですから、教育資金ばかりにお金を注ぎ込むわけにはいきませんよね。

それと教育資金のうち「かかるお金」のほうは、お子さんが生まれた時点で時期と金額もある程度は決まってきます。「かけるお金」のほうはお二人の考えや教育方針などによって変わってきますが、「かかるお金」については無視するわけにいきませんから、こちらは事前に確保しておくことが必要です。そういう意味では、まず「かかるお金」を優先的に考えるべきでしょう。

愛:なるほど……。確かに「かかる」と「かける」では全く違いますね。勉強になるなぁ。

長期のライフプランもまずは月ベースの収支の把握から

亮:(このままじゃ完全に蚊帳の外じゃん……よーし!)あ、そうそう! 教育資金はもちろん大事ですが、住宅資金についても考えておかなきゃいけないですよね。

山崎:もちろんです。持ち家にするのか賃貸にするのかでも必要な資金は変わってきますし、購入するとしたら新築か中古かなど、選択肢はさまざまです。購入する場合は、維持費や将来のメンテナンス、リフォーム費用なども見積もっておく必要があります。住宅の取得に過剰なコストをかけ、家計が圧迫されることは避けなければなりません。

亮:よくテレビで、有名なタレントさんのお宅を「何億円の豪邸紹介」なんて紹介していますよね。うらやましいなぁ。

山崎:一方で、教育資金や住宅資金にお金をかけすぎると、お二人の老後のお金を十分に確保できなくなってしまいます。最初にお話しましたが、何にどれだけお金をかけるのか、その優先順位によって選択肢も変わってきます。家計の内訳を見ながら、優先順位の低いことにお金をかけ過ぎていないか、時々チェックすることをおすすめします。

愛:私も今は働いて収入がありますが、出産や育児の期間は収入が減るわけですし、今からその時のことも考えておかないといけないですね。

山崎:そのためにも、新生活を送られているうちからお金の出入りをしっかりつかんでおくことが大切です。最初は家を決めたり、家具を買ったりなど何かと出費が多いと思いますが、しばらくすれば月ベースでおおよそのお金の出入りをつかめるはずです。月の収入、支出が把握できたら、年間の収支も割り出すことができますから、年間のキャッシュフロー表も作ることができます。もちろん、収入も支出も時間が経てば変わっていきますし、お二人のライフプランも変わってくるかもしれません。その都度、キャッシュフローの表を見直していけばいいでしょう。

亮:分かりました。収支がわかれば、どれだけ資産運用にお金を回せるかもわかりますね。

自動で積み立てる仕組みを作る

山崎:資産運用では、まず前回お話したiDeCo(イデコ)やつみたてNISA(ニーサ)の利用を考えてみてください。それに加えて、もし会社に財形制度があれば、その活用も考えるといいでしょう。財形ではそれほど利回りは期待できませんが、そうした制度を活用することで“自動で積み立てる”仕組みを作るわけです。

亮:確かに、自動的に引き落とされるものじゃないと、いちいち積み立てるのは面倒ですもんね。

愛:私はそういうのは大丈夫だと思いますが、亮ちゃんは無理そうだね。

亮:えっ! こう見えて意外とちゃんとしてるって!

山崎:まあまあ(笑)。そうやってお二人で色々と話し合うのは本当に大事なことです。話し合っていくうちにさまざまな疑問もわいてくるでしょうから、その時にはまた相談にいらしてください。

愛:ありがとうございます。まずは、二人で人生のプランや家族のあり方などについてたくさん話し合っていこうと思います。

亮:えーっと、まずは生活が落ち着いたら月ごとの収支表を作って、毎月どの程度資産運用にお金を回せるかがわかったら、iDeCo(イデコ)とつみたてNISA(ニーサ)をスタート!これで完璧!

愛:(若干あきれ顔)えーっと、絶対わからないことがいろいろと出てくると思いますので、これからもいろいろ相談に乗ってくださいね。

山崎:もちろんです、いつでもいらしてください。

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執筆: 株式会社ZUU
資産運用・資産形成 / 亮42歳、妻を連れてFPに相談してみた