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確定拠出年金の基礎知識 / 確定拠出年金で投資家デビューする人、必見! 運用の「イロハ」

確定拠出年金で投資家デビューする人、必見! 運用の「イロハ」

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これまで投資や資産運用とは無縁で、金融商品と言えば預貯金しか利用したことがないという人は、日本では少なくないだろう。実際、海外の国々と比べても日本人の金融資産は、極端に預貯金へと偏重している。

だが、あまりにも超低金利が長期化している昨今では、何らかの投資を行わなければ、老後のための備えも確保しづらいのではないか、と考える人も増えてきているようだ。そんな矢先に、勤務先が確定拠出年金を導入したため、ひょんな事から投資家デビューしてしまう方もいるのではないだろうか?

確定拠出年金の運用を考える前に

投資は預貯金では得られない成果を期待できる反面、大なり小なりのリスクが発生することになる。そのため、たとえビギナーであっても把握しておくべき必要最低限のポイントがある。

確定拠出年金は、老後の備えを蓄えるために設けられた制度だが、実際に必要となる金額には個人差があるものだ。投資を始めるに当たって、まず自分自身に必要となりそうな金額を大まかに掴んでおくことが肝心だ。

たとえば、老後を迎えてから月々の生活費を夫婦2人で20万円と想定したら年間では240万円に達し、仮に60〜80歳の20年間分とすれば4,800万円の資金がかかる計算となる。その後も夫婦2人とも、もしくはどちらか1人が存命ならさらに資金が必要だが、ここでは公的年金の受給分をまったく考慮していないのも確かだ。

将来的に減額されたり、受給開始年齢が引き上げたりする公的年金に、若い世代は過度な期待はできない、と考えているかもしれない。「公的年金の受給分≒80歳以降の夫婦2人、もしくはどちらかの生活費」程度の期待に、とどめておくのも一考であろう。

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確定拠出年金、運用のイロハ〜商品の選び方、配分の決め方

目標額がはっきりしてきたら、次は運用先とする金融商品を選ぶ段階になる。インターネット上には、無料で複利シミュレーションを行えるサイトがたくさんある。そこで、毎月の積立投資の金額(掛金)や老後に必要な金額、「60歳になるまでに残された期間(運用に充てられる期間)」を入力して、どの程度の利回りで運用する必要があるのか、を確認しよう。

算出された利回りを達成できそうな金融商品を選ぶのだが、その際タイプの異なる商品を複数、組み合わせることが重要となってくる。1つの商品に資金を集中させてしまうと、運用不振に陥った場合に、ダメージが直撃するからだ。その点、投資先もリスクリターンのバランスも異なる投資対象(国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、国内不動産、外国不動産、……)を複数組み合わせておくと、どれか1つの投資対象に集中して投資するよりも、一般的にリスクを抑制する効果が期待できる。

加えて、組み合わせた金融商品の配分比率も、大きなカギを握ってくる。リスクが比較的低いもののウエイトを大きくしつつ、残りの資金を高いリターンを期待できるものをいくつかに、割り振っていくという考え方になるのが基本的な配分だろう。

確定拠出年金、運用のイロハ〜NGな行動

運用を続けていくと損益が発生し、それぞれの資産残高の割合は、最初に決めた配分から少なからずズレてくる。そこで、増えているものはその分だけ売って、減っているものを買い増すという、リバランス(配分調整)を1年に1回くらいで行うのが理想的だ。運用を成功に導くために、ビギナーが陥りやすいNGな行動を紹介するので、参考にしてほしい。

1. 商品や配分を頻繁に変更する
海外や国内の政治経済などの情勢が、大きく変化していない限り、当初に定めた資産配分の比率は、むやみやたらと変更しない方がいい。あくまで確定拠出年金は、長期的なスパンで臨むことを前提で作られた制度である。目先の市場の動きに惑わされて、小刻みに配分を変えると、むしろ余計な損失を被りかねない。

2. 運用状況を全く見ない
前述したリバランスを実践するためにも、完全に放置してしまうのではなく、運用状況を最低でも年1〜2回はチェックしておくのがよいだろう。できれば、四半期ベース(3ヵ月)ごとに資産全体の把握を行うのがいいだろう。

3. リスクを全く取らない
減ってしまう恐れがあることに躊躇して、一切リスクをとらない(預貯金以外は選ばない)という人もいるだろう。シミュレーションすれば分かることだが、それでは目標額を達成することがかなり難しくなってしまう。先でも触れたように分散投資を心掛ければ、リスクをできるだけ抑えながら、必要とされる利回りを達成する運用に近づけることが可能となるだろう。

いずれにしても、老後を迎えるまでの膨大な時間を味方にして、こつこつと続けていくのが確定拠出年金の本質である。ここで触れた最低限の基本を守りながら、目標額の達成に向けて黙々と積立に励む投資家をめざそう。

※当記事は2016年8月現在の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

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執筆: 株式会社ZUU
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