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確定拠出年金の基礎知識 / 意外と見落とされがち!? iDeCo(イデコ)にかかる5つの手数料

意外と見落とされがち!? iDeCo(イデコ)にかかる5つの手数料

(写真=ESB Professional/Shutterstock.com)

企業型確定拠出年金(企業型DC)では、口座管理のための手数料等は、基本的には企業が負担する。これに対し、個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))では、あらゆる手数料を加入者自身で負担する必要がある。

そのため、iDeCo(イデコ)に加入した場合に発生する各種手数料はあらかじめしっかり把握しておきたいのだが、「加入時にかかる手数料」と「毎月かかる手数料」はよく知られていても、「年金を受取る時にかかる手数料」「金融機関を変える場合にかかる手数料」「企業型DCのある企業を退職後、移換手続きをしなかった場合にかかる手数料」などは、意外と見落とされがちである。本稿では、そうした非常時も含めた、iDeCo(イデコ)のあらゆる手数料について解説する(※費用はすべて8%の税込み価格で記載)

(1)iDeCo(イデコ)加入時にかかる手数料

はじめに、iDeCo(イデコ)に加入する時にかかる費用について見てみよう。

iDeCo(イデコ)の加入者は、運営主体である国民年金基金連合会に対し、申込時に1回だけ2,777円を支払う。これは、どの金融機関でiDeCo(イデコ)に加入したとしても一律にかかる。

(2)iDeCo(イデコ)加入者が毎月支払う手数料

iDeCo(イデコ)で毎月支払う手数料としては、「どの金融機関で加入してもかかる手数料」と「加入した金融機関によって異なる手数料」の2種類がある。

まず、どの金融機関でiDeCo(イデコ)に加入しても共通してかかる費用として、国民年金基金連合会に支払う月額103円がある。

ちなみに、掛金を拠出せず資産運用の指図のみを行う者を「運用指図者」と呼ぶが、運用指図者については、掛金の拠出がないため、国民年金基金連合会への月額103円の支払いは不要である。また、年間の掛金支払回数を減らすことにより、そのぶん月額103円の負担を減らすことも可能だ。

次に、加入した金融機関によって異なる手数料としては、事務委託先金融機関(資産を管理している金融機関(信託銀行等))に支払う手数料と、運営管理機関に対して支払う手数料がある。前者はおおむね月額64円程度でほぼ統一されているが、後者は金融機関によって月額で0円から450円程度と幅がある。また、一定の条件を満たすことにより、運営管理機関手数料を無料としている金融機関もある。そのほか、りそな銀行のように、加入から当初2年間は運営管理機関手数料を無料にしているところもある。

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(3)給付を受け取る際にかかる費用

iDeCo(イデコ)で積み立てた年金資産から年金(分割)あるいは一時金(一括)を受け取る際にも、手数料は発生する。給付のたびに1回あたりおおむね432円程度かかる。つまり、年金(分割)でもらうと、そのつど432円かかるということになる。手数料の支払先は、事務委託先金融機関である。

(4)金融機関を変更する場合にかかる手数料

一度iDeCo(イデコ)に加入したものの、あとで他の金融機関(運営管理機関)に変更したくなるケースもあるだろう。iDeCo(イデコ)では金融機関の変更はいつでも可能だが、その際に手数料を徴収する金融機関もある。たとえば、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、大和証券などでは、他の金融機関等に変更する場合は4,320円の手数料がかかる。iDeCo(イデコ)に加入する際は、金融機関の変更の可能性も含め、長期的な視点で金融機関選びをする必要がある。

(5)退職後、移換手続きをしなかった場合にかかる手数料

企業型DCの加入者だった者が退職してから移換の手続きをせずに6ヵ月経過すると、企業型DCの資産は国民年金基金連合会(特定運営管理機関)に自動的に移換されてしまう。その際に、特定運営管理機関手数料として3,240円が徴収される。また、国民年金基金連合会事務手数料として別途1,029円の費用がかかる。

さらに、特定運営管理機関に移換されてから、4ヵ月後の月末までに移換等の手続きがされない場合、特定運営管理機関手数料として月額51円がかかるようになる。また、特定運営管理機関から企業型DCまたはiDeCo(イデコ)に年金資産を移換する際にも、特定運営管理機関手数料として1,080円徴収される。

このほか、あまり知られていないが、国民年金の保険料を納めなかったため、iDeCo(イデコ)の掛金の納付が認められず掛金相当額が「還付」される場合には、発生のたびに1,461円の手数料(国民年金基金連合会1,029円および事務委託先金融機関432円の合計)がかかるので、とくに自営業者等(国民年金の第1号被保険者)は国民年金保険料の引落口座の管理には注意が必要である。

iDeCoにかかる手数料の「源泉」はどこか?

iDeCo(イデコ)は、金融機関によって手数料が異なるため、加入の際は事前にチェックするように心がけよう。また、iDeCo(イデコ)で発生する費用は、それぞれ掛金、年金資産および給付金から差し引かれることも知っておこう。

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執筆: 株式会社ZUU
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