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リターンだけではない!? 金融商品選びに大切な3つの要素

(写真=Gajus/Shutterstock.com)

2018年3月現在、大手金融機関の預貯金の金利は0.001〜0.02%と非常に低い水準で推移している。一方、金融商品の中には年5%の利回りが見込まれるものもあり、預貯金でお金を運用するよりも有利だとする風潮もある。しかし、金融商品の良し悪しは利回りだけで計れるものではない。今回は、金融商品を見比べる際に大切な3つの要素を紹介する。

金融資産の3大要素を知ろう

金融商品の性質を判断するためには、「安全性」「流動性」「収益性」という3つの性質を理解する必要がある。世の中には数多くの金融商品があるが、この3ついずれも高いクオリティーを誇るような万能の金融商品はないので、それぞれの性質を理解し、バランスを考えて複数の資産を保有する必要がある。

まず「安全性」とは、元本がどの程度保証されるのかを示す基準である。例えば、預金保険制度の対象となっている金融機関の預金であれば、元本1,000万円とその利子は、例えその金融機関が破綻しても全額保護される。また、日本の国債であれば、日本国が破産しない限りその額面は保証される。これらは、安全性がもっとも高い金融商品といえるだろう。

次に「収益性」とは、将来どれくらいの収益率(利回り・リターン)を期待できるかを表す指標である。前述の預貯金は、安全性は高いものの収益性が高いとはいえない。逆に、投資信託や年率10%もの速度で経済成長している国に投資する金融商品などは、収益性が高いといえる。ただし、収益性の高い商品は、市場の動きや経済情勢によって価格が変化する場合がほとんどであり、元本割れのリスクも伴う。

リスクが全くないのに高い収益性が狙える金融商品というものは存在しないので、自分がどの程度のリスクを受け入れられるのか判断する必要がある。また、収益性の高い金融商品を購入する際は、リスクの特性を理解したうえで、多少目減りしても問題ない余裕資金で行うことが大切である。

3つめの大切な要素として「流動性」がある。これは「換金性」ともいわれ、その商品がどれだけ現金化しやすいかを表す要素である。金融商品の中には、一定期間以内に解約すると解約手数料を取られたり、あるいは一定の年齢になるまで資金を引き出せないというものもある。また、不動産などのように現金化するのに時間がかかるものも流動性が高いとはいえない。

その点、銀行の普通預金などは、収益性は低いものの、流動性の面では非常に優れた金融商品といえるだろう。

3つの要素の関係とバランス

「安全性」「収益性」「流動性」の3つの要素は、それぞれ両立できるものとできないものがある。

例えば、「安全性」と「収益性」は両立が難しい。預貯金は安全性は高いものの収益性は低く、投資信託は預貯金に比べると安全性は低いものの収益性は高い。安全に収益を得ることは非常に難しいのである。

また、「収益性」と「流動性」も、両立が難しい組み合わせだ。例えば、普通預金は流動性は高いものの収益性は低い。しかし、保険商品の中には、途中で解約すると解約手数料が取られるものの、普通預金より高い利率を得られるものもある。

一方、「流動性」と「安全性」は、比較的両立しやすい要素である。例えば普通預金は、元本が保証されているうえ、いつでも換金できる。もちろん、元本確保型の保険商品などのように、安全性は高いが流動性は低いものもある。

金融資産を保有するにあたっては、これら3つの要素を持つ金融商品を、バランスよく購入・保有する必要があるのだ。安全性が高い商品ばかり持っていても高いリターンは期待できないし、収益性は高いものの流動性の低い商品ばかり保有していると、いざというときに現金が足りなくなる恐れがある。また、収益性の高い商品の比率が高くなると、リスクもそれに伴って大きくなるのが一般的だ。

金融資産の構成はバランスが重要

世の中には「10年間で10%増える」や「20年の実質金利1%」などという数字で、預貯金より有利だとアピールする金融商品も多いが、金融商品の良し悪しは利回りや利率だけで決まるものではない。そういった金融商品は、収益性を得る代わりに、安全性や換金性を犠牲にしているものが多い。

ここまで紹介した3つの要素を比較検証して、自分の金融資産が一つの要素に偏らないよう、バランスのとれた資産構成にすることが大切だ。

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執筆: 株式会社ZUU
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