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退職金がないクラウドワーカー・ノマドワーカーのための、お金の貯め方と資産運用

(写真=GaudiLab/Shutterstock.com)

終身雇用が前提だった時代はすでに過ぎ去り、それに伴い、働き方に対するビジネスパーソンの意識も変わった。今や転職することはごく当たり前のことである。また、この数年の間にフリーランスはもとより、「クラウドワーカー」、「ノマドワーカー」など、時代のニーズに適応した新しい労働形態が出てきている。

働き方の多様化は、収入やライフプランの多様化ともいえるが、一方で、彼らフリーランスは会社員とは異なり退職金が発生しないなど、従来とは異なるリスクを背負うことを意味している。本稿では、新しい働き方の形態と、彼らのような退職金のない労働者が備えるべき人生の3大支出と資産運用の方法について考えてみる。

働き方が多様化する時代

特定の企業や組織に属さず、自らの技能を提供することで報酬を得る自由業者は「フリーランス」といわれ、一般にも認知度が高い。しかし、ここ数年で新しい働き方を意味する言葉も次々と生まれている。

①クラウド上で業務を受注する「クラウドワーカー」
クラウドワーカーとは、不特定多数の発注者と受注者を募り、ネット上で仲介するクラウドソーシングというサービスを通じて、業務を受注し勤務する働き方をいう。

②好みの環境で自由に働く「ノマドワーカー」
ノマドワーカーとは、ノートパソコン、スマートフォンやタブレットなどを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店やコ・ワーキングスペースなど、さまざまな場所で仕事をするより自由な働き方をいう。

③短期所属を目的とした雇用形態も
はじめから短期で勤めることが目的の雇用形態も存在する。新しいビジネスモデルを開発し、短期間で急激な成長を狙うタイプのスタートアップ企業の中には、フリーランスなどが一時的に集まって自分たちの技能をそれぞれに提供し合い、企業の急成長後に株式や企業の売却を目的とするものもある。彼らは、一時的には企業に所属するものの、その本質はあくまでも自由業であり、一つの企業に長く勤めることに関心は持たない。

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退職金がない人の老後資金は?

新しい働き方を選択する人にとっても、人生の3大支出である「教育資金」「住宅取得資金」「老後資金」への備えは必要だ。このうち「教育資金」や「住宅取得資金」は、結婚、出産という人生のイベントで生じるもののため、イメージが湧きやすい。一方、「老後資金」は、今すぐに必要になるわけではないため、イメージが湧きにくく、対策が比較的疎かになりやすい。

しかし、老後資金を準備しないまま老後を迎えてしまうことは、やはり避けたい。ましてや「人生100年時代」といわれる現在、老後資金は今後ますます重要になることだろう。

フリーランスの人が老後資金を蓄える上でまず利用を検討したいのが、公的年金を補完する目的で設立された「国民年金基金」と「個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))」だ。国民年金基金は、国民年金第1号被保険者の人の多様化するニーズに応え、より老後を安心して暮らせるよう、国民年金に上乗せした年金を受け取るための任意加入の年金制度である。

iDeCo(イデコ)は、自分で掛金を拠出し、自分で運用することで、将来その掛け金と運用益の合計を受け取ることができる私的年金制度である。
これらは税制面で非常に優遇されており、老後の資金を貯めるには最適な制度となっている。また、フリーランス等の個人事業主(第1号被保険者)は、公務員や会社員(第2号被保険者)よりも多くの掛金を拠出できる仕組みになっているため、節税効果の期待も大きい。

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新時代における働き手の資産運用は、より流動的に

クラウドワーカーやノマドワーカーの老後資金への備えとして、上記では国民年金基金とiDeCo(イデコ)を紹介した。その一方で、働き方やライフプランが多様化するにつれ、「目的別」にお金を貯めることに固執しないことも大切になってくる。

10年後・20年後の給与がある程度予想がつく大企業と違い、クラウドワーカーやノマドワーカーのような新しい労働形態では、将来における収入の見通しを立てるのは難しい。また、今後どのようなライフイベントが起こるかもわからない。

このため、新時代における働き手の資産は、「教育費」「結婚費用」「住宅ローンの頭金」などといった目的別に考えるよりも、むしろお金そのものに焦点を合わせ、どう資産を配分して運用してゆくかを考えた方がより適切だといえる。この資産配分とは、「絶対減らしたくないお金はどれぐらいか」「どれぐらいのリターンを得たいか」という個人の事情をもとに、預貯金や株式、投資信託、外貨投資などに資産を割り当てることだ。多様化する将来に備えて、自分の今の資産や収入を見直し、使用用途にも柔軟性を持たせることがそのカギとなる。

新しい時代に適応した、自分なりの資産運用を

新しい働き方を表す言葉が増えてきており、今後ますます働き方が多様化していくことが予想される。しかし、それに伴い、お金の貯め方や運用の仕方、老後の準備に関しても自分で調べて準備しなければならないことが増えていくだろう。大企業に属しない働き方を選択する人は、まずはiDeCo(イデコ)など利用できる制度を知っておく必要がある。それに加え、どんなライフイベントにも対応できる、柔軟な資産運用を目指していただきたい。

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執筆: 株式会社ZUU
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