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キャリア観一新!自己を磨く「プロティアン・キャリア」でこれからを生きよう

(写真=OPOLJA/Shutterstock.com)

2019年4月、いわゆる「働き方改革」の流れの中で残業規制など労働に関する法律が変わり、副業を認める企業も増えてきている。旧来型のキャリア形成は時代にそぐわなくなりつつあり、環境の変化に合わせて自分自身のキャリアを柔軟に変えていく「プロティアン・キャリア」が注目を集めている。新たな元号「令和」が始まった2019年は、新たなキャリア形成を考えるいいタイミングなのかもしれない。

プロティアン・キャリアとは

「プロティアン・キャリア」とは、自分自身の能力をもとに、環境の変化に応じて個人で形成するキャリアのこと。プロティアンという言葉は、ギリシャ神話に出てくる「プロテウス」(自在に姿を変えられる海神)に由来している。提唱したのは、アメリカの心理学者ダグラス・ホールで、環境に左右されず、自分の持つキャリアを主体的に変化させるという新しいキャリア理論として注目されている。

ソニー生命保険が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査2017」によると、すでに会社を辞めたいと考えている人の割合は、入社1年目の社会人で8.4%、2年目で24.8%であった。つまり、約3人に1人が会社を辞めたいと思っているという計算になる。一方で、定年まで同じ会社で働きたいと考える人は、入社1年目の社会人で33.0%にとどまった。この数字から、若い人の会社への帰属意識が低くなっていることが伺える。こうした若年層の考え方も、プロティアン・キャリアの必要性を裏付けていると言えるだろう。

世の中は定性的なものを重視する方向へ

プロティアン・キャリアが注目されるようになった背景には、定量的(数値などのデータで説明、表現できるもの)な目標から、定性的(物事の性質など数字では表せないもの)な要素を重視するようになったという社会の方向性の変化がある。

以前は、具体的な数値目標を掲げ、その達成率で社員を評価するのが一般的であった。しかし、数値のみの分析では、具体的な改善点や問題点を見いだせないケースがある。例えば、月商1億円を達成できずに8,000万円で終った場合、数値だけでは未達の原因が何だったのかはわからない。

このケースでは、目標未達だった理由は、「同業他社がキャンペーンを展開しており顧客が一時的に同業他社に流れたため」と定性的に原因を分析することで、次の営業施策が見えてくる。

近年、数値目標を達成するために過剰な残業を強いたことで過労死する社員が相次いでおり、それが社会問題になっている。このような悪環境に身を置いた場合でも、プロティアン・キャリアを身に着けておけば、その仕事にいつまでもしがみつくことなく転職を選択することができる。自ら事態を打開することが可能になるのだ。

次のキャリアは“棚卸し”で見えてくる

では、具体的にプロティアン・キャリアを身に着けるには、どうすればよいのか。まずは、「自分を見つめ直す」ことが必要だ。自分を見つめ直すにも、「定量的」な要素と「定性的」な要素がある。目に見える定量的な要素としては、自分の持っている資格や免許、特技、所有機材等を整理することで、生かせる仕事が浮かび上がってくる。一方、定性的な要素では、自分の性格や人脈、仕事に割ける時間といった資質を重視した職業の選択が必要になる。

小売店で商品を棚卸しする際、商品の数量や価格など定量的なチェックをするのは当然だが、「痛んでいないか」「品質は保たれているか」といった定性的なチェックも欠かせない。転職についても似たようなことが言えるだろう。要は、「自分自身を棚卸しすること」によって、次のキャリアが見えてくるのではないだろうか。

プロティアン・キャリアが時代の流れに

現在は、高年齢でもお金を稼げる環境が整っている。求人情報には「年齢不問」「シニア歓迎」といったうたい文句が目立つし、フリーランスであれば自宅で自由な時間に仕事をすることも可能だ。そう考えると、一つの会社や職業に執着せずにプロティアン・キャリアを目指すことは、一つの時代の流れになっていると言っていい。

「自分の能力だとこれくらいの給料が限界だろう」「いい転職先が見つかるとは限らないし、このまま我慢してこの会社で働き続けよう」など、半ばあきらめている人はいないだろうか。少子高齢化が進展することが確実と言われるなか、年齢に関係なく各自のキャリアを生かせる社会構造が求められている。そうした時代を生きて行くうえで必要なのが、プロティアン・キャリアなのである。

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執筆: 株式会社ZUU
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