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確定拠出年金の基礎知識 / 【美咲28歳、はじめての転職①】次の会社に企業型DCがない!どうしたらいいの?

【美咲28歳、はじめての転職①】次の会社に企業型DCがない!どうしたらいいの?

(画像=確定拠出年金スタートクラブ編集部)

ベンチャー企業への転職を決めた美咲(28歳・大手メーカー勤務)は、現在の勤務先で加入している企業型DC(企業型確定拠出年金)が転職先では導入されていないことを知り、どうすれば良いのか途方に暮れてしまう。美咲は悩んだ末、大学時代の先輩で銀行に勤めている遥のところに相談を持ちかけることにしたのだった。

転職先に企業型DCがない!

遥:美咲、久しぶり!相談があるんだって?

美咲:はい。今度転職することになったんですよ。ただ気になることがあるんです。今の勤務先は大手のメーカーで企業型DCという制度があるのですが、転職先にはそれがないんですよ。企業型DCって、会社員なら誰でも使える制度なのかと思っていました。

遥:企業型DCは、全国で3万社ほど導入されているけれど、すべての会社員が利用できるわけじゃないんだよ。

美咲:そうなんですね。ところで、今まで貯めたお金は、いったいどうなるんでしょうか?

遥:それは気になるよね。転職先に企業型DCがない場合は、個人型DC(個人型確定拠出年金)に加入することになるんだよ。iDeCo(イデコ)という言葉、聞いたことないかな?

美咲:あー、前にテレビのコマーシャルで見たことがあります。

遥:企業型DCもiDeCo(イデコ)も、60歳になる前にお金を引き出すことはできないの。企業型DCが利用できない場合は、iDeCo(イデコ)にお金を移して利用することになるね。

美咲:そうなんですね。ということは、新たにiDeCo(イデコ)に加入するといいんですね。

●ポイント
①企業型DCは、すべての会社で導入されているわけではない。(2018年8月末現在、3万1,243社で実施)
②転職先に企業型DCがない場合、個人型DCであるiDeCo(イデコ)に加入することになる。
③企業型DCで積み立てたお金は、iDeCo(イデコ)に非課税で移すことができる。

企業型DCをそのまま放っておいたらどうなるの?

美咲:ちなみにiDeCo(イデコ)に加入せず、そのままにしておいたら、企業型DCのお金はどうなってしまうんですか?

遥:退職してから何も手続きせずに6ヵ月を過ぎると、運用していた資産は自動的に現金化され、国民年金基金連合会というところに移換されちゃうんだよ。

美咲:国民年金基金連合会?どういう機関ですか?

遥:iDeCo(イデコ)を運営している機関だけど、ここに資産が自動的に移されると、いくつかのデメリットが出てきちゃうんだ。

美咲:えっ!大変。それは何ですか。

遥:運用ができなくなるのに、手数料だけが引かれてしまう。もちろん税制上のメリットも受けられない。それに、60歳になった時に、すぐに受け取れない可能性まであるんだよ。

美咲:それは困りますね。国民年金基金連合会に移されないためにはどうすればいいですか。

遥:今いる会社から、企業型DCの加入者資格を喪失した通知書や、今後の手続きについての案内が送られてくるから、それらを受け取ったら、すみやかにiDeCo(イデコ)の口座開設手続きをして、企業型DCの資産をiDeCo(イデコ)へ移換する手続きをすること。これは自分で行わないとダメだよ。

美咲:よく分かりました。その手続きをしないと、自動的に国民年金基金連合会に資産が移ってしまうということですね。

遥:そういうことだね。

●ポイント
①企業型DCは退職・転職などでそのまま放置しておくと、6ヵ月後に国民年金基金連合会に自動的に移換されてしまう。
②国民年金基金連合会に移換されてしまうと、運用がストップした上、手数料だけが引かれる。また、60歳になっても、すぐに受け取りができないおそれもある。(自動移換中は「加入者期間」に含まれない)
③国民年金基金連合会に移換されないようにするためには、転職前の企業から送られてくる「加入者資格喪失通知書」と、今後の手続きの案内を用いてiDeCo(イデコ)への加入手続きを行う。

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こういう悩みは普段誰に聞いたらいいの?

美咲:ところで、これからiDeCo(イデコ)について困ったことがあったら、どこに相談したらいいのですか。

遥:金融機関のコールセンターに問合わせることね。ちゃんと丁寧に教えてくれるよ。

美咲:コールセンターはどの金融機関にもあるのですか。

遥:うん。確定拠出年金を取り扱っている金融機関であれば、企業型DCでもiDeCo(イデコ)でも、コールセンターはあるからね。

美咲:安心しました。これからiDeCo(イデコ)に加入する場合も、自分の選んだ金融機関のコールセンターに聞けばいいのですね。

遥:そうだね。他にも、窓口等で直接聞くことができるケースもあるよ。たとえば、りそなグループでは、全店の窓口で加入の相談ができるんだよ。それに、土日や祝日も営業している窓口もあるよ。

美咲:休日に直接相談できるのはうれしいですね。

遥:iDeCo(イデコ)については、「つみたてプラザ」という無料相談できる窓口もあるよ。東京八重洲と大阪枚方の2ヵ所だけど、専門のファイナンシャルプランナーに相談できるから安心だよ。

●ポイント
①確定拠出年金の相談については、各金融機関のコールセンターに問い合わせる。(企業型DC、iDeCo(イデコ)の両方に対応可能)
②金融機関によっては、窓口で相談することも可能
③専門のファイナンシャルプランナーを設置している金融機関も存在する。(なお、「つみたてプラザ」はりそな銀行が運営しているが、りそなのiDeCo(イデコ)に限らず、企業型DCの資産運用ことなど幅広い相談が可能)

転職先が企業型DCを導入していないからといって、そのまま手続きを放置してしまうと、何も積み立てされないまま、手数料だけが引かれ続けてしまうことになる。企業型DCの資産はそのままiDeCo(イデコ)に非課税で移換できるため、なるべく早めに手続きを行うことをおすすめする。

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執筆: 株式会社ZUU
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