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iDeCoの利回り計算「老後資金2,000万円」への道のり

(画像=sh240/stock.adobe.com)

2019年に金融審議会が発表した市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」には、一般的な家庭では65歳以降の30年で資産が2,000万円不足するとの記述がありました。その後、「老後資金として2,000万円必要」がニュースで大きく取り上げられました。

近年、老後資金を準備する方法としてiDeCoが注目を浴びています。今回は、iDeCoでどれくらいの資金が準備できるのかを試算し、「老後資金2,000万円」までの道のりをご紹介します。

iDeCoの利回り計算〜老後資金の資産運用シミュレーション〜

iDeCoは老後資金を準備するための制度

iDeCo(イデコ)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度です。日本に住んでいる人が必ず加入している国民年金や、厚生年金などの「公的年金」と違い、iDeCoでは自分で加入の申し込みをし、運用も自分で行います。iDeCoに拠出したお金は、老後の資金なので、原則として60歳まで引き出すことはできません。そして、さまざまな税制優遇があり、課税口座で運用するよりも有利に老後資金を準備することができます。

30代、40代が今から準備を始めると

iDeCoでは毎月一定額の掛金を拠出し、それを自分で選んだ商品で運用します。当然ですが、始めるのが早ければ早いほど、また運用が上手くいけば行くほどお金は増えます。では、現在30代、40代の人がiDeCoを始めると、60歳時点でどのくらいの金額を受け取れる可能性があるのでしょうか。

iDeCoの掛金の上限額は、国民年金の加入区分や会社の年金制度によって異なりますが、確定給付年金など他の退職金制度がない会社に勤めている会社員の月々の掛金の上限額は2万3,000円です。そこで、毎月2万3,000円ずつ拠出し、運用利回りがそれぞれ3%、5%、7%の場合、資産がどのように増えていくのか見てみましょう。

表1.月に2万3,000円を積立てた場合の元利合計額

利回り\期間 15年 20年 25年 30年
3% 521万6,604円 753万6,576円 1,022万6,052円 1,334万3,898円
5% 611万6,856円 937万3,176円 1,352万9,156円 1,883万3,360円
7% 719万8,438円 1,174万3,534円 1,811万8,264円 2,705万9,156円

元本確保型では足りないiDeCoの「利回り」

表1を見るとわかるように、運用期間が30年あれば、iDeCoだけで2,000万円近くの資金を準備することができます。現在40代であれば運用期間は15~20年程度ですが、それでも500万円から1,000万円程度の資産にはなります。金融広報中央委員会発表の「家計の金融行動による世論調査」によると、40代の平均貯蓄額は694万円なので、これと合わせれば「老後資金2,000万円」はあと少しの努力で手が届く金額と言えます。

ただし表1の金額は、あくまで掛金を上記の利回りで運用した場合です。iDeCoの運用商品には「元本確保商品」と「投資信託」がありますが、元本確保商品では元本が確保されているもののリターンはほとんどありません。つまり、元本確保商品だけを運用していては表1のような利回りにはならないため、投資信託を加える必要があります。運用結果が想定を下回り、マイナスになる可能性もあります。

運用利回り「年5%」に必要な商品選びの知識

運用利回りを5%にするためには、投資信託に投資する必要があります。その際、商品ごとの期待利回りは「年率平均リターン」という指標を参考にします。年率平均リターンは、これまでその投資信託が年平均でどのぐらいリターンを出してきたのかを表すものです。例えば、過去20年間の年率平均リターンが5%であれば、今後20年も平均5%で増えていくと予想します。ただし、実際にそのとおりになるとは限りません。

過去20年間の年率平均リターンを見ると、日本株式のものより外国株式のほうが高い傾向があり、アメリカを対象にした投資信託では7%を超えるものもあります。例えば、過去20年間の年率平均リターンが3%の日本株の投資信託と7%のアメリカ株の投資信託を半分ずつ保有すれば、(3%+7%)÷2=5%のリターンが予想される運用を行うことができます。

ただし、20年前から存続している投資信託自体はほとんどないので、投資信託で現在公開されている年率平均リターンはせいぜい3年か5年程度です。そこでおすすめなのが、「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託です。これは、日経平均株価やダウ平均株価のような経済指標と同じ動きをするように設計された投資信託で、年率平均リターンもこれらの経済指標と同程度を目標としています。インデックスファンドを購入する際は、どの経済指標に連動しているかを確認し、その経済指標の過去のリターンを参考にして商品を選びます。前述しましたが、想定を下回る可能性もあります。

月2万3,000円は高い?1日800円と考えればハードルは高くない

毎月2万3,000円を掛金として拠出して運用した場合、15~30年後に資産がどれくらいの額になっているかをご紹介しました。月2万3,000円はハードルが高いと考える人もいるかもしれませんが、1日に換算すると800円弱です。毎日800円貯金すると考えて、老後のための資金作りを今すぐ始めることをおすすめします。

※当記事は2020年12月時点の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

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執筆: 株式会社ZUU