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確定拠出年金とは / もしもあの刑事ドラマの警察官2人がiDeCo(イデコ)に加入したら!?

もしもあの刑事ドラマの警察官2人がiDeCo(イデコ)に加入したら!?

2017年1月から、自己責任で老後資産を形成する個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の加入対象者が公務員にも広がった。

そこで今回は、2002年からシリーズ放送され、2018年6月時点でseason16まで続いており、国民的な人気を誇る某刑事ドラマシリーズを題材に、40・50代の警察官がiDeCo(イデコ)に加入した場合をシミュレーションしてみる。

警視庁・特命係に所属する2人の破天荒な公務員が、もしiDeCo(イデコ)に加入したとしたら、一体どれくらいのリターンが得られるのだろうか?

警察官2人の年齢から年収を推測

season16終了時点での特命係のプロフィールを見てみよう。今回は主役のS下警部とK城巡査の2人で考えてみる。

まず、主人公S下の年齢だが、生年月日は不明ながら、season1時点で45歳という設定である。テレビドラマでは事件があった時だけをピックアップしているので正確な時間経過はわからないが、1シーズンが半年間にわたって放送されるので、8年経過していると仮定して現在は53歳とする。階級は警部である。

次に相棒のK城だが、こちらは生年月日が1975年2月9日と判明しているので、現在の年齢は43歳とわかる。階級は巡査である。

2人の年収を推測してみる。

S下は階級が警部である。公安職俸給表によると、警部の俸給月額はおおよそ29万~42万円である。特殊なケースだが、S下はキャリア組で年齢も高いことから、基本給40万円に各種手当が月々8万円で月収48万円、ボーナスも含めた年収を770万円とする。

K城も異色の経歴を経ているが、現在の階級はあくまで巡査である。同じく公安職俸給表によると、巡査の俸給月額は16万円~33万円なので、基本給25万+各種手当で月収30万円、年収430万円程度と予想される。

S下とK城がiDeCo(イデコ)に加入したら、節税額はどのくらい?

公務員がiDeCo(イデコ)に加入する場合、その上限額は月額1万2,000円(年額14万4,000円)となる。特命係の2人がどちらもiDeCo(イデコ)に加入し、上限額いっぱいまで拠出した場合をシミュレーションしてみよう。なお、作中の2人とも現在配偶者はおらず、扶養する子どももいない。

年収770万円のS下の課税所得はおおよそ417万円と試算され、iDeCo(イデコ)に加入しない場合の所得税と住民税の合計額は83万7,900円となる。これがiDeCo(イデコ)の掛金が全額控除されると、所得税と住民税の合計額は79万4,100円となり、年間4万3,800円税額が安くなる。

同様に、年収430万円のK城の場合では、課税所得が約186万3,000円となる。iDeCo(イデコ)に加入しない場合の所得税と住民税の合計は28万6,200円、iDeCo(イデコ)に加入した後の税金の合計が26万4,500円なので、年間2万1,700円節税できることになる。

50代S下は所得控除を、40代K城は運用益非課税を活かせ!

節税額を比較すると、S下の方が節税効果は高いものの、iDeCo(イデコ)の開始年齢は遅い。そのため、60歳まで拠出を続けたとしても、元本の合計は14万4,000円×7年間で100万8,000円にしかならない。運用手法としては投資信託なども選べるが、53歳という年齢を考慮すると、元本確保型の商品を中心に運用する方が現実的といえる。

ただし、実際は年間4万3,800円の節税効果が期待できるので、実質負担は(14万4,000円-4万3,800円)×7年間=70万1,400円となる。実質負担70万1,400円が100万8,000円になるということは、リターンにすると43.7%になる。これは小さくない数字だといえるだろう。

なお、53歳から加入したS下は、60歳時点では加入期間が10年に満たないため、60歳では給付を受けることができない。61歳になると、8年以上10年未満という加入期間を満たすので、受け取りは最短で61歳からとなる。

では一方のK城はどうだろう。60歳まで拠出を続けると、14万4,000円×17年間で244万8,000円を拠出することになる。K城の場合、年間2万1,700円の節税効果があるので、実質負担は(14万4,000円-2万1,700円)×17年間=207万9,100円となる。利回りを計算すると約17.7%である。

このままだとS下に比べると利回りは低いように見えるが、K城はまだ43歳。積極的にリスクを取った運用をして、さらに利回りをアップすることも検討してはいかがだろう。

仮にK城が17年間平均して+3%で運用を続けられたとすると、60歳時点で資産は約318万4,000円になる。すると、リターンは約100万4,900円となり、利回りは約53.1%となる。

iDeCoは運用益に非課税がかからないので、このメリットも最大限利用したいものである。

50代でもiDeCo(イデコ)加入の検討を

今回はテレビドラマの特命係という特殊な2人を対象にiDeCo(イデコ)に加入した場合のメリットを説明した。iDeCoは長期間にわたって資産運用するものというイメージがあるが、53歳のS下でも加入することによって所得控除の恩恵を受けられる。50代であっても遅くはないので、ぜひ加入を検討してみてほしい。

【注意事項】
※1 当記事は2018年8月現在の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。
※2 当記事のシミュレーションでは手数料等の負担を考慮しておりませんので、その旨ご留意願います。

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執筆: 株式会社ZUU
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