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資産配分は「無リスク資産」と「リスク性資産」をうまく組み合わせよう

(写真=Photon photo/Shutterstock.com)

資産運用をはじめたいと思ったとき、「どの会社の株を買えばいいのか」「おすすめの投資信託はどう見分ければいいのか」を考える人は多いが、その前に決めておくべきことがある。それは、どの資産に、どれくらいの割合で資産を振り分けるかというアセットアロケーション(資産配分)である。今回は、このアセットアロケーションの中でも、無リスク資産とリスク性資産の割合を決める際の考え方について解説する。

アセットアロケーションとは

投資の基本的な考え方の一つに、「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がある。例えば、資産運用をはじめようと、今ある預金200万円すべてを日本国内の株式に投資するとどうなるだろう。大不況・大恐慌などで日本の景気が非常に悪くなった際に、たいてい株価は下落し損失を出す可能性が高い。

投資銘柄を慎重に選んでも、日本国内という枠にある以上、不景気の影響を回避しきれないのである。リスクをうまく回避するためには、同じ性質を持つ資産だけではなく、例えば債券や預貯金、海外の株式など、異なる資産を組み合わせることが必要だ。さまざまな資産を組み合わせてリスクヘッジをしつつ、効率的なリターンを目指すことをアセットアロケーションという。

無リスク資産とリスク性資産

アセットアロケーションを考えるうえで最も大切なのが、無リスク資産とリスク性資産の割合である。無リスク資産とは、元本が保証されている資産のことである。リスク性資産とは、価格変動リスクがあり、元本割れの危険性を含んだ資産をいう。

投資をはじめる場合は「自分がどれだけ損失を許容できるか」ということを基準に、無リスク資産とリスク性資産の割合を決めるのが肝心だ。その際、パーセンテージで決めるよりも具体的な数字をイメージしながら決めた方が実感がわきやすい。

リスク資産を持つことによって将来どれだけ損が出る可能性があるのかは、誰にも予測できない。しかし、「リスク資産は半分になる可能性もある」と仮定することによって、自分がどれくらいのリスク資産を保有できるのかの目安にするのもよいだろう。

例えば、200万円の資産のうち、100万円をリスク性資産、100万円を無リスク資産に回した場合、リスク性資産が半値まで値下がりした際には、資産額は150万円まで減る可能性もあるが、150万円を無リスク資産、50万円をリスク資産に配分すると、リスク性資産が半分になっても資産は175万円残る計算だ。

将来のライフイベントも考えよう

無リスク資産の割合を決める際には、自分がどれくらいリスクを許容できるのかという要素だけではなく、将来のライフイベントも考えるとなお良いだろう。例えば、1年後に結婚する予定で、挙式のための費用が200万円かかるとする。結婚費用をすべて株式投資に回して、資産運用がうまくいけば盛大に挙げて、失敗すれば質素にしようと考える人は少ないだろう。資金使途が明確な場合、預金などで準備した方が確実である。

ほかにも、使う時期が決まっていて失敗できない子どもの教育費や日々の生活費なども、無リスク資産で保有しておいた方が望ましい。これらを踏まえたうえで、「今後確実に必要になるお金」「リスクの許容範囲」という2つのバランスを考え、適切な配分を決めることが大切である。

まとめ

投資をはじめる場合、投資経験があまりない人にとっては、いきなり資産のほとんどをリスク性資産に回してしまったり、漠然とその割合を決めてしまったりすることが多い。そうすると、必要なイベントへの資金が預金では足りず、運用がうまくいってないリスク性資産の損失を確定させて取り崩すということにもなりかねない。どの運用商品を買い、どれくらいのリターンを期待できるかよりも、まずは適切なアセットアロケーションを決めてみよう。

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執筆: 株式会社ZUU
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