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資産運用・資産形成 / 元号が「令和」に変わって値上がりする株は?

元号が「令和」に変わって値上がりする株は?

(写真=Song_about_summer/Shutterstock.com)

2019年5月1日、新しい元号「令和」が幕を開けた。新元号の発表以降、令和の出典元である「万葉集」が売れたり、令和を冠する社名に変更する企業が続出したりと、さまざまな影響が及んでいる。はたして、令和になって株式市場はどう動くのか。そしてどんな銘柄が値上がりするのだろうか?

「令和」の意味と由来

2019年4月1日の新元号発表記者会見で、菅官房長官は額装された「令和」の文字を掲げた。多くの国民が注目していた新元号である。令和の令が「命令」を連想するとの声もあるが、マスメディアの報道を総合すると、国民にはおおむね好意的に受け入れられているようだ。

これまでの元号は中国の古典を典拠(出典)としていたが、令和は初めて日本の古典「万葉集」から引用されている。その箇所は、万葉集第5巻序文「梅花の歌三十二首并せて序」の「時に、初春の令月にして気淑(きよ)く風和(かぜやらわ)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す」という歌だという。いかにも気品を感じる名歌という印象だ。

令和の元になっている「令月」とは、「好ましい月」という意味のようだ。「春の初めの頃の好ましい月の夜、空気は美しく、やわらかな風が吹いている。梅は鏡の前で美しい女性が装うおしろいのように白く咲き、蘭は身を飾った香のような薫りをただよわせている」という意味の情景を歌ったものであると、令和の考案者とされる中西進氏が著書「萬葉集 全訳注 原文付」の中で訳している。

そう考えると、令和の「令」は決して悪い意味の言葉ではないことがわかる。このあまりにも美しい情景を表現した文章を見ると、多くの人が「万葉集」を求めて書店を訪れた気持ちも理解できる。

過去元号が変わった際に相場はどう動いたか

では、過去の改元時に株式相場はどう動いたのか。昭和から平成への改元時を振り返ってみたい。
昭和最後の取引は1989年1月6日で、日経平均株価の終値は3万209円54銭。平成最初の取引となった1月9日の終値は3万687円39銭。前日比477円85銭高の大幅な上昇となった。昭和天皇崩御という悪材料を、新時代への期待という好材料が上回った形といえよう。日経平均はその後も上昇を続け、同年1月31日には3万1,581円30銭を付けている。

じつは平成元年は、日経平均株価が史上最高値の3万8,915円87銭(12月29日終値)を付けた年でもある。まさに不動産バブルのピークだった。年末の史上最高値に向け、ほぼ一貫して上昇を続けた年である。

これに対し、令和元年となる2019年現在の相場環境は、以下の点で違いがある。

  1. 平成改元時は昭和天皇崩御による自粛ムードが強かったが、今回は生前退位であり祝賀ムードが強い。
  2. 前回の改元がバブルのまっただ中だったのに対し、現在の日本の株式市場は世界的に見て割安な水準にある。

バブル崩壊の教訓があるせいか、新元号発表後1カ月が経過しても、投資家は慎重な運用に徹しているようである、それが株式相場が一進一退を繰り返す原因とも思われる。ただ、上記2点の好材料を考えると、今後はゆるやかな上昇基調をたどることが予想される。

令和で上がりそうな株は?

2019年4月1日の日経平均株価は、新元号発表前の3月29日の終値から303円22銭高の2万205円81銭となった。平成改元時と同様に新時代への期待が込められたようである。平均株価の上昇が続くとすれば、「令和」関連としてどのような分野、銘柄が注目されるだろうか。

オーソドックスに考えると、改元で特需が期待される「メディア関連」株が思い浮かぶ。祝賀的な出稿が期待される広告や放送、関連企画が多数登場する印刷、出版、書店などが挙げられる。平成から令和への年号書き換えの必要が生じるため、データ管理やシステム関連の銘柄も注目されるだろう。

また、令和の出典が「万葉集」であることから、京都や奈良を訪ねる人が増えることが期待される。その特需から、旅行、宿泊、鉄道関連銘柄も有力であるといえそうだ。また、東京オリンピック関連銘柄も追い風を受けそうだ。これらは緩やかな株価上昇が予想されることに加え、下落リスクが少ない点も心強い。

他には、令和元年に結婚式を挙げたいと考えるカップルが増えることが予想されるブライダル関連株や、祝賀イベントが増えることが予想される音響・ディスプレー、警備関連銘柄も、改元の恩恵を受けることが予想されるため注目したい。

激動の時代だった平成から心機一転、「令和」の由来のごとく、「好ましくやわらかな時代」となって欲しい。そんな期待を込めつつ、株式市場にも注目してもらいたい。

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執筆: 株式会社ZUU
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