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確定拠出年金の基礎知識 / iDeCo(イデコ)の運用商品はどう選べばいい?

iDeCo(イデコ)の運用商品はどう選べばいい?

(写真=Shulevskyy Volodymyr/Shutterstock.com)

iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めてはみたものの、運用商品の選び方がわからずに、元本確保型商品しか買っていない人や、わかりやすい国内株式型の投資信託だけ買い続けている人も多いのではないのだろうか。iDeCoの運用商品は金融機関によって異なるが、運用商品の特徴を知っておくことは大切である。今回は、iDeCoの運用商品の分類と、その選び方について紹介する。

商品の大まかな分類

iDeCoの運用商品は、大きく「元本確保型商品」と「それ以外の商品(投資信託)」に分けられる。元本確保型商品は、定期預金や保険商品などが該当する。

投資信託は、株式や債券などを投資対象としており、利益が出ることもあれば損失が出ることもある。iDeCoの元本確保型以外の運用商品はこの投資信託が多く、種類もさまざまであるが、投資対象と投資先によってある程度は傾向がつかめるので、その大まかな分類を知っておこう。

まず、投資対象となる資産や地域によって、「国内債券型」、「外国債券型」、「国内株式型」、「外国株式型」の4つに分けられる。そのほか、不動産を対象とする「不動産投資信託(REIT)」や、これら複数の資産を組み合わせた「バランス型」と呼ばれる商品もある。一般的に、若いときほどリスクが取りやすく、年齢が進むにつれてリスク資産の割合を減らしていくことが望ましいとされる。

iDeCoの運用商品の中には、目標年齢になれば完全に安全な商品に切り替わる「ターゲット・イヤー・ファンド」と呼ばれるファンドもある。これは、あらかじめ目標となる年齢を決め、最初は積極的に利益を狙う商品を中心に運用し、年齢とともにリスクの少ない商品の割合を高めることができる。

卵が割れる要因を知ろう

投資の格言に、「卵を1つのカゴに盛るな」というものがある。卵を1つのカゴで運ぶと、そのカゴを落としたらすべて割れてしまうので、複数のカゴに分けて持っておこうということである。では、投資の場合、そのカゴを落としてしまう要因は何だろうか。代表的なリスクを知っておこう。

まず、わかりやすいのが「為替リスク」だ。円高になった場合は海外の資産は目減りし、逆に円安になると海外の資産は増える。よって、海外の資産ばかりを持っていると、円高になったときに大きく損をする。

株の価格は常に変動するが、このリスクを「価格変動リスク(マーケットリスク)」という。この要因には、景気や政策、海外情勢、為替、企業のスキャンダルなど、さまざまなものがある。

意外に知られていないことだが、比較的安全と思われている債券にもリスクはある。それが「金利リスク」と呼ばれるもので、一般的に金利が上がれば債券価格は下落し、金利が下がれば債券価格は上昇する、という関係性がある。

元本確保型商品にもリスクはある。それが「インフレリスク」といわれるものである。世の中のモノやサービスの価格が上昇すると、同じ1万円で買えるモノやサービスは少なくなる。つまり、お金の実質的な価値が下がってしまうリスクである。

運用商品の後悔のない選び方

このように、どんな運用商品にも何らかのリスクは存在する。注意したいのが、1つのリスクで自分の資産全体が影響を受けるような運用商品選びは問題があるということだ。

例えば、すべて元本確保型商品で運用する場合、将来インフレーションが起こった場合のリスクに対して非常に脆弱である。また、国内株式型の投資信託を3種類持っていたとしても、マーケットリスクは3本ともほぼ同じと考えられるため、日本が不景気になったとき大きく資産が減ってしまう。今後考えられるリスクによって、すべての卵が割れてしまわないように、投資先をうまく分散することが大切である。

もう一つ、運用商品を選ぶときに重視したいのが、期待できるリターンだ。投資をする上で、目標金額をあらかじめ設定することは非常に大切だが、はじめからその目標金額を達成する見込みのない商品ばかりを選んでも、目標はクリアできないだろう。

もちろん、将来どの商品が何%で上がっていくかは誰にもわからない。しかし、投資信託には交付目論見書の中で、過去の中長期的な運用実績が示されている。それを参考に期待できるリターン水準を推定し、うまく自分の目標が達成できる商品の組み合わせを考えてみよう。

まとめ

iDeCoの運用商品は数多いが、それぞれにリスクがある。自分が運用する運用商品で、そのリスクが偏ってしまわないようにすることが大切である。また、せっかく予想どおりに運用ができても、そもそも目標金額に届かないような、リターンの低い運用商品ばかりを持っていたのでは意味がない。運用商品を選ぶときは、自分が期待するリターンを得られ、その中でうまくリスクが分散できるよう選んでみよう。

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執筆: 株式会社ZUU
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