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「iDeCoの始め方」もう迷わない7つのステップ

(画像=beeboys/stock.adobe.com)

国民年金や厚生年金は、公的年金です。一方、同じ老後のための年金制度であるiDeCo(イデコ、確定拠出年金)は私的年金と呼ばれ、加入するかどうかは任意で、加入する場合は自分で手続きをする必要があります。今回は、老後資金を準備する方法として有力な選択肢となるiDeCoについて、加入方法や金融機関の選び方、口座開設後にすべきことなど、その始め方をご紹介します。

ステップ1:加入資格があるかどうかを調べる

まず、iDeCoへの加入資格があるかどうか確認しましょう。iDeCoは原則として日本に住む20歳以上60歳未満の公的年金被保険者であれば加入できますが、職業と会社の年金制度の条件によっては加入できない人もいます。職業別の加入条件は、以下のとおりです(表1)。

表1.職業別のiDeCoの加入条件

職業 加入できる条件
自営業 ・国民年金の保険料を全額納付している人
・農業者年金基金に加入していない人
会社員 私立学校の教職員 ・企業型確定拠出年金に加入していない人
・企業型確定拠出年金に加入しているが、マッチング拠出できる仕組みがなく、かつ企業型確定拠出年金の規約でiDeCoへの加入が認められている人
公務員 加入できる
専業主婦(夫) 加入できる

ステップ2:掛金額を決める

自分に加入資格があることがわかったら、次は掛金の額を決めます。掛金の額は最低5,000円で、上限は国民年金の加入区分と会社の年金制度によって変わります(表2)。

表2. iDeCo(イデコ)の掛金の拠出限度額

国民年金の加入区分 対象者 掛金の上限額
第1号被保険者 自営業、フリーター 月額6万8,000円
第2号被保険者 会社に企業年金がない会社員 月額2万3,000円
企業型確定拠出年金のみに加入している会社員 月額2万円
確定給付企業年金のみ、または確定給付企業年金と企業型確定拠出年金の両方に加入している会社員 月額1万2,000円
公務員
第3号被保険者 専業主婦(夫) 月額2万3,000円

ステップ3:資産運用の基礎的な考え方を学ぶ

iDeCoでは資産の運用を自分で行いますが、何もわからないまま投資を始めてしまうと、利益を生むのは難しいかもしれません。投資に関して、自分で勉強してみましょう。iDeCoを始める前に学んでおきたい基礎知識には、以下のようなものがあります。難しく考える必要はありません。値動きのある商品で運用するのが不安な方は、元本確保型商品を選択することもできます。

  • 長期・分散・積立投資の考え方とその効果
  • リスクとリターンの関係
  • リスクの種類(価格変動リスク、為替リスク、インフレリスクなど)

ステップ4:運用商品の選び方

iDeCoでは運用商品を自分で選ぶことになりますが、運用商品ごとにリスク・リターンなどの特徴が異なります。したがって、それぞれの特徴を理解して上で運用商品を選ぶことが大切です。

iDeCoの運用商品には、預金や保険などの「元本確保商品」と「投資信託」があります。

国内外の株式や債券に投資する商品、不動産を投資対象とするREIT、これら複数の資産を組み合わせたターゲットイヤー型やバランス型といった商品もあります。

投資信託は運用方法によって、日経平均株価などの特定の指標と同じ動きをするよう運用する「インデックス型」と、市場平均を上回る運用を目指して運用する「アクティブ型」に分類されます。インデックス型は専門家の手間が少ないため手数料が低く抑えられている商品が多く、アクティブ型は専門家がさまざまな分析をして運用方針を決めるので、手数料は高めとなっています。

ステップ5:金融機関の選び方

iDeCoでは、金融機関も自分で選ぶ必要があります。金融機関を選ぶ際に重視したいのは、以下の3点です。

運用商品 金融機関によって取り扱う運用商品は異なります。運用商品の数も大切ですが、ステップ4で考えた、自分が運用したい商品があるかどうかはしっかりと確認しましょう。
手数料 iDeCoを利用すると、加入時や運用期間中に手数料がかかります。手数料は金融機関によって異なります。
サービス コールセンターの利用時間やサポート内容は金融機関によって異なります。Webページの使いやすさなども比較してみましょう。

ステップ6:口座開設の方法

自分に合う金融機関を選んだら、実際にその金融機関の窓口やインターネットで申込書類を貰い、iDeCo口座を開設します。

申し込みには「個人型年金加入申出書」のほか、会社員の方であれば事業所登録の申請書と企業年金等の加入状況について事業主が証明する「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」の提出が必要です。

会社が給与から天引きする形でiDeCoの掛金を納付する方以外は、自分名義の口座から掛金が引き落とされます。掛金の引落口座に指定できない金融機関もあるので、事前に確認しておきましょう。

ステップ7:口座開設後にすべきこと

無事に口座を開設できたら、基本的には自動的に掛金が引き落とされ、指定した金融商品を購入し続けることになります。きちんと自分が選んだ商品で運用されているか、運用状況は想定と大きく違わないかなどを、半年に1回程度は確認しましょう。

金融機関と運用商品選びは特に慎重に

iDeCoの始め方を7つのステップに分けてご紹介しましたが、この中でも特に大切なのは、金融機関選びです。iDeCoは積立から受取りまで長期間にわたります。店頭やコールセンターで相談できると安心でしょう。ご自分に合った金融機関で始めましょう。

※当記事は2020年12月時点の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

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執筆: 株式会社ZUU