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年収1,000万円でも老後資金が足りない……。支出を見直せなかった夫婦の末路

(画像=beeboys/stock.adobe.com)

「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会 2019年11月)によると、「老後生活が心配」という世帯は約8割。その多くが、金銭的な面で不安を抱えているそうです。収入が低い、あるいは支出が多いため十分な貯蓄ができないことが要因と考えられますが、高収入であれば老後資金に困らない、というわけではありません。Kさんの事例を見てみましょう。

高収入・高支出で老後資金が用意できなかった夫婦の例

Kさんは、妻と2人の子どもと暮らす50代の男性です。大手企業に勤めていることもあり、長年年収1,000万円台をキープしてきました。首都圏の給与所得者(男性)の平均年収は約630万円と、それ以外の地域や女性と比べても特に高いのですが、Kさんはそれを大きく上回っています。

しかし、Kさんに金銭的な余裕はないようです。詳しく見ると、子どもの教育費や住宅ローンが大きな負担となっていることに加え、長年支出に無頓着だったこともあり、現在の貯蓄額は約200万円。入ってくるお金が多くても支出も多く、ほとんど手元に残らない家計になっていたのです。

子どもたちが大学を卒業して独立し、負担が軽くなれば家計も楽になることが予想されますが、Kさんはそれまでに役職定年を迎え、収入が大幅に下がる見込みです。退職して年金生活になると、さらに収入は下がるでしょう。

しかしKさんは「どれも大切な支出であり、節約できない」と考えており、収入が減る見込みでも暮らしをサイズダウンできず、苦しい状況に陥っています。退職金が入ってきても、現在のような支出が続けば早々に使い切ってしまうかもしれません。

一度上げた生活水準を下げるのは難しい

収入が高い人の中には、あまり意識しなくても豊かな暮らしができるため、どんどんお金を使ってしまう人もいます。「子どもによい教育環境を用意したい」「職場に近い便利な場所に住みたい」といった願望を満たせるお金があるため、それらにお金を費やし、老後資金を準備できていなかったというケースもあるでしょう。

いずれにしても、目先のことだけを考えるのではなく数十年先、老後まで見据えた資金計画を練っておく必要があります。退職金や年金をいくら受け取れるのか、生活費として毎月いくらかかるのかを計算して、それで何年暮らせるのかシミュレーションしてみましょう。

途中でお金が尽きてしまうなら、早い段階で支出を抑える必要があるでしょう。収入に余裕があるうちに現在の生活費を見直して、家計を改善しておくと後が楽です。

しかし、一度上げた生活水準を下げるのは簡単ではありません。夫婦でよく話し合い、絶対に譲れないものとそうではないものを明確に分け、優先順位をつけましょう。すべてを節約するのではなくメリハリをつけることで、家計管理が継続しやすいものになります。

高収入でも油断大敵!老後を見据えて生活を見直すことも検討しよう

収入が高くても、支出が多ければお金は貯まりません。高収入をキープできている間は困らなくても、仕事を引退して年金生活に入ってからも同じ金銭感覚でいると、どんどん貯蓄を切り崩すことになってしまいます。

今後もずっと快適に暮らしていけるよう、一度立ち止まって考えてみることが大切です。生活を振り返って、夫婦で話し合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。

※当記事は2021年3月現在の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

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執筆: 株式会社ZUU